konishi19242024-03-19T21:53:31+09:00ドメーヌ・ロベール・ロット アルザス ミッテルブルク リースリング 2019 https://konishi1924.com/?pid=1800629122024-03-19T04:59:05+09:002024-03-18T20:00:51Z2024-03-18T19:59:05Zフランス・アルザス地方のリースリング葡萄からつくられた白ワイン。ロベール・ロットは、アルザスワイン街道の南端に位置するスルツ村の家族経営のドメーヌです。
ミッテルブルクは、ロット家が 19 世紀以前から所有する特別な畑、この畑の葡萄を用いて生み出されるワイ...konishi1924フランス・アルザス地方のリースリング葡萄からつくられた白ワイン。ロベール・ロットは、アルザスワイン街道の南端に位置するスルツ村の家族経営のドメーヌです。
ミッテルブルクは、ロット家が 19 世紀以前から所有する特別な畑、この畑の葡萄を用いて生み出されるワインは、非常にしっかりとした骨格があり、良く熟した酸がワインに洗練を与えています。若いうちは少し閉じていますが、年月が経過するにつれてその本領を発揮します。素晴らしく長期熟成のポテンシャルを持っています。
ワイン概要
生産地 :フランス アルザス地方 ミッテルブルク
生産者 :ロベール・ロット
収穫年度 :2019
品種 :リースリング
栽培 :ビオロジック
認証 :エコセール
容量 :750ml
タイプ :白/辛口タイプ
ワイン&ワイナリー情報
ワイナリーとつくり手
ドメーヌ ロベール ロットは、アルザスワイン街道の南端に位置するスルツ村の家族経営のドメーヌです。
現在は、1992 年生まれのヴィクトール ロットが、4 代目としてワイナリーを引き継いでいます。ヴィクトールは醸造学を学び、地元のアルザス(ツィント フンブレヒト)、そしてシャンパーニュ(ルイ ロデレール)、トスカーナ、オレゴン、スイスなどで様々な経験を積んだ後、2017 年にドメーヌに戻りました。
所有する畑 21ha です。先代の父と叔父の代からオーガニック栽培に転換を進め、2016 年にすべての畑を転換、2019 年にエコセールの認証を取得しました。2017VT からは、必要最小限の SO2 を除き、酵素や酵母などの醸造上の添加物を使用せず、人的介入の少ないワイン造りを行なっています。
ロベール ロットでは、テロワールの本質を引き出すには、厳格かつ責任を持った畑の管理が必要だと考えています。葡萄樹とそのバランス、生育サイクル、そして環境に配慮した栽培を行っています。約 60 に分かれた区画のすべてにおいて、常に綿密な観察を行いながら作業を行います。栽培には化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用していません。病害対策にはボルドー液、また肥料にはオーガニックのコンポストを使用しています。除草剤を使うかわりに土を耕します。耕すことで土が圧縮するのも防いでいます。これにより土壌が活性化し、畑周辺の生物環境を守り、環境への影響が少なくなります。
「ワイン造りで一番重要なのは畑仕事です。ワインの品質は、畑で 99%決まります。畑の時点での葡萄のクオリティを 100%キープすることが重要です。畑で良い仕事をして、完璧に熟した葡萄を得ることができれば、セラーではほとんどやることはありません。葡萄の品質を落とさないよう、ミスをしないようにするだけで良いワインが出来ます」とヴィクトールは語ります。
ミッテルブルク/Mittelbourg―畑
ロット家が 19 世紀以前から所有する特別な畑です。スルツの町とヴォージュ山脈の間に挟まれており、ドイツ語のミッテルベルク(真ん中の丘)に由来するとされています。
ヴォージュ山脈の麓にあるこの丘は、標高 360m のドーム型をしています。傾斜は急なところでは 45%にも達します。アルザス平野、黒い森、ベルナーアルプスに面し、スルツの町を見下ろすようです。南向きのため特に日当たりの良いテロワールです。
このエリアの特徴は、下層土の性質にあります。2 つの地質学的断層に囲まれたこの地は、リンバック渓谷で唯一の石灰岩の地層です。これは、漸新世(3500 万年前)に形成された石灰岩の礫岩です。また、ジュラ紀(1 億 5 千万年前)に形成された硬く古い石灰岩や、ミッテルブルクに隣接する砂岩群に由来すると思われるピンク色の砂岩もあります。石灰質砂岩の土壌は軽く、石ころだらけで、非常に浅いです。石灰岩の岩盤に達するまで 30~50cm あり、葡萄はただでさえ少ない水分を得るために、岩盤の隙間に根を張らなければなりません。酸化鉄が多く含まれているため、土壌は赤い黄土色をしています。
平均樹齢は 40年、収量は 42hL/ha です。
醸造とワインのスタイル
石灰岩の下層土、標高の高さ、南向きという条件が合わさり、この畑のリースリングは他よりもゆっくりと熟すため、発酵、熟成に長い時間を要します。
9 月末に収穫した葡萄は空気圧プレスで 6 時間かけてゆっくりと圧搾します。発酵は野生酵母により偶発的に始まります。アルコール発酵とマロラクティック発酵はフードルで行います。澱はほとんど取り除かず、同じフードルで約 23 ヶ月という長い熟成を行います。
非常にしっかりとした骨格があり、良く熟した酸がワインに洗練を与えています。若いうちは少し閉じていますが、年月が経過するにつれてその本領を発揮します。素晴らしく長期熟成のポテンシャルを持っています。
インポーター資料より
]]>ヴァンサン・ジラルダン ムルソー レ・ナルヴォー 2021https://konishi1924.com/?pid=1799027612024-03-09T07:24:21+09:002024-03-08T22:49:47Z2024-03-08T22:24:21Zヴァンサン・ジラルダンはコート・ド・ボーヌのムルソーに本拠地を置くドメーヌです。
「レ・ナルヴォー」は、プルミエ・クリュ「ジュヌヴリエール」の上に位置し、トップクラスのプルミエ・クリュに匹敵するような秀逸なワインを生む畑です。
2021年のこのワインは、フ...konishi1924ヴァンサン・ジラルダンはコート・ド・ボーヌのムルソーに本拠地を置くドメーヌです。
「レ・ナルヴォー」は、プルミエ・クリュ「ジュヌヴリエール」の上に位置し、トップクラスのプルミエ・クリュに匹敵するような秀逸なワインを生む畑です。
2021年のこのワインは、フルボディなスタイル、甘さを感じさせるコシ、酸も充分、しっかりとしたコクがあります。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ ムルソー レ・ナルヴォー
生産者 :ヴァンサン・ジラルダン
収穫年度 :2021
品種 :シャルドネ
容量 :750ml
タイプ :白 辛口タイプ
ワイン & ワイナリー情報
畑と醸造
「レ・ナルヴォー」は、プルミエ・クリュ「ジュヌヴリエール」の上に位置し、トップクラスのプルミエ・クリュに匹敵するような秀逸なワインを生む村名格の畑です。丘の頂上にあり、粘土と石灰岩土壌で痩せています。228Lのフレンチオークの樽(新樽15%)で17ヶ月樽で熟成させます。
ワイナリーについて
ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダンは今や32haの自社畑を抱えるドメーヌまでに成長しました。自社畑は全てビオディナミ栽培です。また、主にAOCブルゴーニュと、グラン・クリュのワインに使用する26haの契約畑のほとんど自社で耕作しています。
ワイナリーを牽引するのは、2002年から醸造家を務めるエリック・ジェルマン。
ヴァンサン・ジラルダンの快進撃
仏誌「RVF」の668号において、バタール・モンラッシェ 2021 が 98-99点という評価を獲得しています。さらに「ワインアドヴォケイト」の評価を見ると、ヴァンサン・ジラルダンは大手ネゴシアンとではなく、ドーブネやル・フレーヴ、ラモネ、ソゼ、DRC、コントラフォン、さらに新たにトップ・ドメーヌとして認められるピエール・イブ・コラン・モレなど錚々たる生産者と比較しても遜色がないばかりか、彼らを上回るような評価を得るヴィンテージもあるどとが確認できます。
「ベタンヌ & ドゥソーヴ 2019」で、4ッ星生産者へ
ヴァンサン ジラルダンがついに、フランスのバイヤーズガイド「ベタンヌ & ドゥソーヴ 2019」で、4ッ星生産者へと昇格しました。また、最新の2020年版でも、4ッ星を維持しています。同じ評価を獲得している生産者を見ると、ドメーヌ デュジャックやドメーヌ ルフレーヴ、ドメーヌ コント ジョルジュ ド ヴォギュエ、ドメーヌ ロベール グロフィエ ペール エ フィス等、そうそうたる顔ぶれです。ムルソーに拠点を移し、コート ド ボーヌのワインに注力しているため、白ワインの評価が目立ちますが、同様に赤ワインも高く評価されています。
エリック・ジェルマン
エリックがヴァンサンと知り合ったのは、今から20年ほど前のことです。ヴァンサンからスカウトされる形で2002年にドメーヌに正式に加入します。その当時、ロバート パーカー等の評論家から絶賛されていたヴァンサンのワインは、「濃厚で、はちきれんばかりの果実味がある」スタイルでした。しかし、エリックはこのスタイルを大きく変更する必要があると感じていました。2004年頃からその方法を模索し始め、ついに2007年に新しいスタイルが完成しました。それが、今のドメーヌ ヴァンサン ジラルダンを象徴する「ピュアでエレガント」なスタイルでした。
エリックの実家は、有名なアンリ ジェルマン ペール エ フィス。ムルソーに生まれ、ムルソーを人一倍愛するエリックは、醸造学校を卒業した後、シャサーニュ モンラッシェや、パプ クレマンで経験を積み、後にブルゴーニュを拠点とする「バーガンディア醸造研究所」での勤務を開始します。そこで幸運にも、キリアコス キニゴプロス氏の教えを受けることになります。キリアコス氏は当時DRCやルフレーヴ、エティエンヌ ソゼ等の醸造コンサルタントを行っていました。その時のことを、エリックは『ヴィニュロン』誌の2015年秋号で次のように語っています。「私は本当に運が良かった。ダヴィド デュバンやジョルジュ ルーミエのようなワイン業界のビッグネームで、3年間の間、毎年40もの醸造経験を積むことが出来たんだ。そして今ではヴァンサン ジラルダンで働くことが出来ているんだから」。また、以前までと同様に輸出部長のマルコ カスケーラが販売を担うことで、エリックがさらにワイン造りに集中できる環境が整っています。
ヴァンサン・ジラルダンについて
ヴァンサン・ジラルダン―1993年
1961年生まれ。12歳の頃から畑仕事を手伝い始めます。1982年、21歳の頃に父から2haの畑を相続し、ドメーヌを設立しました。若く、資金も無かったため畑を購入することは難しく、ネゴシアンビジネスに着手します。当時は出来上がったワインの状態で買い付けを行うことが一般的でしたが、ヴァンサンは誰かが造ったワインを買おうとはしませんでした。知り合いの農家を一軒ずつ訪ね、葡萄の状態で買い付けさせてくれないか、と持ち掛けたのです。こうして、自社畑を持たずに最高の葡萄を選び、自らの手で醸造するという新たなネゴシアン、「ネゴシアン ワインメーカー(ネゴシアン ヴィティフィカトゥール)」の先駆者となりました。昨今のブルゴーニュでは、自社畑を持たずにワイン造りを行なう小規模なネゴシアン(マイクロ ネゴシアン)が台頭していますが、ヴァンサン ジラルダンはその走りということが出来ます。こうして若くして成功を収めたヴァンサンは、自社畑も拡張し、ドメーヌとしての地位も築き上げました。彼の情熱は、2012年に引退するまでの30年間、色褪せることはありませんでした。
彼の活躍はほとんどすべての名のあるワイン雑誌にて紹介された通りですが、特にロバート・パーカー・Jr.の絶賛ぶりは有名です。「私はこれほど手頃な価格で、幅広く傑出したワインを届けることの出来るブルゴーニュの生産者やネゴシアンをほかに知らない。ジラルダンはまた、ジュヴレ=シャンベルタンのベルナール・デュガと同じように、自分のワインの品質をさらによくするために熱心に働いている。しかも、ジラルダンと妻のヴェロニクは非常に若いので、私たちは、このドメーヌとネゴシアンがつくり出す崇高なワインを、あと何年にもわたって楽しみにすることができる。もし読者がブルゴーニュの赤を愛するのであれば、のんびりと歩いている場合ではない。走ってワイン商のもとに駆けつけ、この目のくらむばかりのワインを購入しよう」
当時は濃厚なスタイルの赤ワインで知られたヴァンサン ジラルダンでしたが、エリックが加入したことにより、現在はピュアでエレガントなスタイルへと変化しています。
]]>ヴァンサン・ジラルダン シャサーニュ・モンラッシェ レ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2021https://konishi1924.com/?pid=1799027572024-03-09T07:14:35+09:002024-03-08T22:14:35Z2024-03-08T22:14:35Zヴァンサン・ジラルダンはコート・ド・ボーヌのムルソーに本拠地を置くドメーヌです。
この、シャサーニュ・モンラッシェの古い樹齢の葡萄を使用して造ります。複雑なアロマとパワフルでリッチな果実味がお楽しみいただけます。
ワイン概要
生産地 :フラン...konishi1924ヴァンサン・ジラルダンはコート・ド・ボーヌのムルソーに本拠地を置くドメーヌです。
この、シャサーニュ・モンラッシェの古い樹齢の葡萄を使用して造ります。複雑なアロマとパワフルでリッチな果実味がお楽しみいただけます。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ シャサーニュー・モンラッシェ
生産者 :ヴァンサン・ジラルダン
収穫年度 :2021
品種 :シャルドネ
容量 :750ml
タイプ :白 辛口タイプ
ワイン & ワイナリー情報
ワイン
2021年のこのワインはフルボディなスタイル、パワフルでリッチな味わいがお楽しみいただけます。アーモンド、熟したリンゴ、白い花や蜂蜜のアロマ。驚くほどの持続性があります。
栽培と醸造
南東向きの畑「レ ショーム」の葡萄を使用します。葡萄園面積は1.30haで、粘土石灰岩土壌です。収穫量は45hL/haです。マストを低温で安定させ澱引きし、228Lのフレンチオークの樽(新樽15%)で、発酵とマロラクティック発酵させます。バトナージュを行いながら、14ヶ月樽で熟成させます。
ワイナリーについて
ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダンは今や32haの自社畑を抱えるドメーヌまでに成長しました。自社畑は全てビオディナミ栽培です。また、主にAOCブルゴーニュと、グラン・クリュのワインに使用する26haの契約畑のほとんど自社で耕作しています。
ワイナリーを牽引するのは、2002年から醸造家を務めるエリック・ジェルマン。
ヴァンサン・ジラルダンの快進撃
仏誌「RVF」の668号において、バタール・モンラッシェ 2021 が 98-99点という評価を獲得しています。さらに「ワインアドヴォケイト」の評価を見ると、ヴァンサン・ジラルダンは大手ネゴシアンとではなく、ドーブネやル・フレーヴ、ラモネ、ソゼ、DRC、コントラフォン、さらに新たにトップ・ドメーヌとして認められるピエール・イブ・コラン・モレなど錚々たる生産者と比較しても遜色がないばかりか、彼らを上回るような評価を得るヴィンテージもあるどとが確認できます。
「ベタンヌ & ドゥソーヴ 2019」で、4ッ星生産者へ
ヴァンサン ジラルダンがついに、フランスのバイヤーズガイド「ベタンヌ & ドゥソーヴ 2019」で、4ッ星生産者へと昇格しました。また、最新の2020年版でも、4ッ星を維持しています。同じ評価を獲得している生産者を見ると、ドメーヌ デュジャックやドメーヌ ルフレーヴ、ドメーヌ コント ジョルジュ ド ヴォギュエ、ドメーヌ ロベール グロフィエ ペール エ フィス等、そうそうたる顔ぶれです。ムルソーに拠点を移し、コート ド ボーヌのワインに注力しているため、白ワインの評価が目立ちますが、同様に赤ワインも高く評価されています。
エリック・ジェルマン
エリックがヴァンサンと知り合ったのは、今から20年ほど前のことです。ヴァンサンからスカウトされる形で2002年にドメーヌに正式に加入します。その当時、ロバート パーカー等の評論家から絶賛されていたヴァンサンのワインは、「濃厚で、はちきれんばかりの果実味がある」スタイルでした。しかし、エリックはこのスタイルを大きく変更する必要があると感じていました。2004年頃からその方法を模索し始め、ついに2007年に新しいスタイルが完成しました。それが、今のドメーヌ ヴァンサン ジラルダンを象徴する「ピュアでエレガント」なスタイルでした。
エリックの実家は、有名なアンリ ジェルマン ペール エ フィス。ムルソーに生まれ、ムルソーを人一倍愛するエリックは、醸造学校を卒業した後、シャサーニュ モンラッシェや、パプ クレマンで経験を積み、後にブルゴーニュを拠点とする「バーガンディア醸造研究所」での勤務を開始します。そこで幸運にも、キリアコス キニゴプロス氏の教えを受けることになります。キリアコス氏は当時DRCやルフレーヴ、エティエンヌ ソゼ等の醸造コンサルタントを行っていました。その時のことを、エリックは『ヴィニュロン』誌の2015年秋号で次のように語っています。「私は本当に運が良かった。ダヴィド デュバンやジョルジュ ルーミエのようなワイン業界のビッグネームで、3年間の間、毎年40もの醸造経験を積むことが出来たんだ。そして今ではヴァンサン ジラルダンで働くことが出来ているんだから」。また、以前までと同様に輸出部長のマルコ カスケーラが販売を担うことで、エリックがさらにワイン造りに集中できる環境が整っています。
ヴァンサン・ジラルダンについて
ヴァンサン・ジラルダン―1993年
1961年生まれ。12歳の頃から畑仕事を手伝い始めます。1982年、21歳の頃に父から2haの畑を相続し、ドメーヌを設立しました。若く、資金も無かったため畑を購入することは難しく、ネゴシアンビジネスに着手します。当時は出来上がったワインの状態で買い付けを行うことが一般的でしたが、ヴァンサンは誰かが造ったワインを買おうとはしませんでした。知り合いの農家を一軒ずつ訪ね、葡萄の状態で買い付けさせてくれないか、と持ち掛けたのです。こうして、自社畑を持たずに最高の葡萄を選び、自らの手で醸造するという新たなネゴシアン、「ネゴシアン ワインメーカー(ネゴシアン ヴィティフィカトゥール)」の先駆者となりました。昨今のブルゴーニュでは、自社畑を持たずにワイン造りを行なう小規模なネゴシアン(マイクロ ネゴシアン)が台頭していますが、ヴァンサン ジラルダンはその走りということが出来ます。こうして若くして成功を収めたヴァンサンは、自社畑も拡張し、ドメーヌとしての地位も築き上げました。彼の情熱は、2012年に引退するまでの30年間、色褪せることはありませんでした。
彼の活躍はほとんどすべての名のあるワイン雑誌にて紹介された通りですが、特にロバート・パーカー・Jr.の絶賛ぶりは有名です。「私はこれほど手頃な価格で、幅広く傑出したワインを届けることの出来るブルゴーニュの生産者やネゴシアンをほかに知らない。ジラルダンはまた、ジュヴレ=シャンベルタンのベルナール・デュガと同じように、自分のワインの品質をさらによくするために熱心に働いている。しかも、ジラルダンと妻のヴェロニクは非常に若いので、私たちは、このドメーヌとネゴシアンがつくり出す崇高なワインを、あと何年にもわたって楽しみにすることができる。もし読者がブルゴーニュの赤を愛するのであれば、のんびりと歩いている場合ではない。走ってワイン商のもとに駆けつけ、この目のくらむばかりのワインを購入しよう」
当時は濃厚なスタイルの赤ワインで知られたヴァンサン ジラルダンでしたが、エリックが加入したことにより、現在はピュアでエレガントなスタイルへと変化しています。
]]>ルー・デュモン モレ・サン・ドニ ビオ 2021https://konishi1924.com/?pid=1798850282024-03-08T07:29:26+09:002024-03-08T23:01:46Z2024-03-07T22:29:26Zフランス・ブルゴーニュ地方、モレ・サン・ドニ村の赤ワインです。クロ・ソロンは、モレ・サン・ドニのちょうど中心近くにある優良な区画の畑、ビオロジック栽培ぶどう100%を用いてつくられました。ルー・デュモンのオーナー仲田晃司氏は日本人。職人的と言うべき仕事ぶり...konishi1924フランス・ブルゴーニュ地方、モレ・サン・ドニ村の赤ワインです。クロ・ソロンは、モレ・サン・ドニのちょうど中心近くにある優良な区画の畑、ビオロジック栽培ぶどう100%を用いてつくられました。ルー・デュモンのオーナー仲田晃司氏は日本人。職人的と言うべき仕事ぶりで、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわり、仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ モレ・サン・ドニ
生産者 :ルー・デュモン
収穫年度 :2021
品種 :ピノ・ノワール
栽培 :ビオロジック
容量 :750ml
タイプ :赤
ワイン & ワイナリー情報
ワインのつくり手ー仲田晃司氏
大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。
2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。
Morey-Saint-Denis BIO 2021
モレ・サン・ドニ ビオ
「クロ・ソロン」より。「ビュロー・ヴェリタス」の認証を受けたビオロジック(有機)栽培ぶどうのみを使用。平均樹齢40年。収穫量35hl/ha。天然酵母のみで発酵(一部、一次発酵も樽内)。シャサン社製「グラン・ファン」の新樽25%、カヴァン社製ジュピーユ森産の1〜3回使用樽75%で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。
濃厚から、旨味を感じるワインへ
近年、畑仕事では、烏骨鶏を飼い栽培に一役かってもらってます。
アンフォラや砂岩で出来た卵型のタンクを導入し新たなワインを作り始めました。
また、ハンドピッキングにより丁寧に除梗を行い醸造します。
樽の中では、ぶどうの皮と一緒に醗酵させ酸化防止剤を使用しない方法でのワイン造りを行っているようです。
また、ブルゴーニュで唯一、新樽に収穫したぶどうを入れて、新樽内でアルコール醗酵&MLFを行なっております。
新樽を多用するのは最も清潔だからです!コストは、ものすごくかかりますが、コンクリートタンクやステンレスタンクでワインを仕込んだあとに新樽に移し替えすのでは、樽のニュアンスが強くなるので、この醸造プロセスを採用しております。
開放新樽の上で一粒一粒、手で除梗をしており、その光景は、衝撃です!!!
2021年ヴィンテージについてー仲田晃司
2021 年は難易度が高くワイン人として、やりがいのあるヴィンテージとなりました。
4月…、暖冬でぶどうの樹のサイクルが早まったこともあり、霜の影響で多くの芽が失われました。
また各地で雹に見舞われ、多雨による病気の被害も見られ、非常にリスクの高い春となりました。
9月の収穫まで天候が予想以上に激変し最後まで難易度の高い1年となりました。
ただし、8月中旬から理想的な陽光の下でヴェレゾンの形成が行われたことは救いとなり、
平均50%減と数量は激減しましたが…
努力を惜しまない生産者にとっては素晴らしいヴィンテージとなりました。
最も大事なことは、observation(オプセルヴァシオン/観察)です。
すべてにおいて、自分の目で見てその都度ふさわしいアプローチを心がけました。
種が茶色く完熟するまで待つなど…
苦労が多ければ多いほど、子供達と同じですが、愛情が深くなります!!
ラベルー版画家・宮崎敬介氏
「Bourgogne Blanc Cuvée Famille」および「Gevrey-Chambertin Cuvée Nature」のラベルを手がけた、版画家・宮崎敬介氏(写真左下、スタジオジブリにて)
1970年、東京都生まれ。1991年に武蔵野美術大学在学中に独学で木口木版画を始める。南青山のピンポイントギャラリーを中心に木口木版画展を行うなど、自身の個展で木口木版画作品や切画作品を精力的に発表している。また、三鷹の森ジブリ美術館の展示物「びっくり劇場」のペン画や、同館オリジナルポストカード制作も好評を博している。]]>ルー・デュモン ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・ナチュール 2021https://konishi1924.com/?pid=1798738302024-03-07T15:38:54+09:002024-03-07T22:19:47Z2024-03-07T06:38:54Zフランス・ブルゴーニュ地方、ジュヴレ・シャンベルタン村の赤ワインです。「プレソニエ」と「レ・スヴレ」の2区画の畑からビオロジック栽培ぶどう100%を用いてつくられました。ルー・デュモンのオーナー仲田晃司氏は日本人。職人的と言うべき仕事ぶりで、周りがあきれる...konishi1924フランス・ブルゴーニュ地方、ジュヴレ・シャンベルタン村の赤ワインです。「プレソニエ」と「レ・スヴレ」の2区画の畑からビオロジック栽培ぶどう100%を用いてつくられました。ルー・デュモンのオーナー仲田晃司氏は日本人。職人的と言うべき仕事ぶりで、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわり、仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ ジュヴレ・シャンベルタン
生産者 :ルー・デュモン
収穫年度 :2021
品種 :ピノ・ノワール
栽培 :ビオロジック
容量 :750ml
タイプ :赤
ワイン & ワイナリー情報
ワインのつくり手ー仲田晃司氏
大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。
2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。
Gevrey-Chambertin Cuvée Nature 2021
ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・ナチュール
「プレソニエ」と「レ・スヴレ」の2区画より。「ビュロー・ヴェリタス」の認証を受けたビオロジック(有機)栽培ぶどうのみを使用。平均樹齢40年のVV。収穫量20hl/ha。天然酵母のみで発酵(一部、一次発酵も樽内)。シャサン社製ジュピーユ森産の新樽50%、同社製同森産の1回使用樽50%で18ヶ月間樽熟成。無清澄、ノンフィルターでビン詰め。活躍中の版画家・宮崎敬介氏が手がけた特別コラボレーションラベルです。
濃厚から、旨味を感じるワインへ
近年、畑仕事では、烏骨鶏を飼い栽培に一役かってもらってます。
アンフォラや砂岩で出来た卵型のタンクを導入し新たなワインを作り始めました。
また、ハンドピッキングにより丁寧に除梗を行い醸造します。
樽の中では、ぶどうの皮と一緒に醗酵させ酸化防止剤を使用しない方法でのワイン造りを行っているようです。
また、ブルゴーニュで唯一、新樽に収穫したぶどうを入れて、新樽内でアルコール醗酵&MLFを行なっております。
新樽を多用するのは最も清潔だからです!コストは、ものすごくかかりますが、コンクリートタンクやステンレスタンクでワインを仕込んだあとに新樽に移し替えすのでは、樽のニュアンスが強くなるので、この醸造プロセスを採用しております。
開放新樽の上で一粒一粒、手で除梗をしており、その光景は、衝撃です!!!
2021年ヴィンテージについてー仲田晃司
2021 年は難易度が高くワイン人として、やりがいのあるヴィンテージとなりました。
4月…、暖冬でぶどうの樹のサイクルが早まったこともあり、霜の影響で多くの芽が失われました。
また各地で雹に見舞われ、多雨による病気の被害も見られ、非常にリスクの高い春となりました。
9月の収穫まで天候が予想以上に激変し最後まで難易度の高い1年となりました。
ただし、8月中旬から理想的な陽光の下でヴェレゾンの形成が行われたことは救いとなり、
平均50%減と数量は激減しましたが…
努力を惜しまない生産者にとっては素晴らしいヴィンテージとなりました。
最も大事なことは、observation(オプセルヴァシオン/観察)です。
すべてにおいて、自分の目で見てその都度ふさわしいアプローチを心がけました。
種が茶色く完熟するまで待つなど…
苦労が多ければ多いほど、子供達と同じですが、愛情が深くなります!!
ラベルー版画家・宮崎敬介氏
「Bourgogne Blanc Cuvée Famille」および「Gevrey-Chambertin Cuvée Nature」のラベルを手がけた、版画家・宮崎敬介氏(写真左下、スタジオジブリにて)
1970年、東京都生まれ。1991年に武蔵野美術大学在学中に独学で木口木版画を始める。南青山のピンポイントギャラリーを中心に木口木版画展を行うなど、自身の個展で木口木版画作品や切画作品を精力的に発表している。また、三鷹の森ジブリ美術館の展示物「びっくり劇場」のペン画や、同館オリジナルポストカード制作も好評を博している。]]>ルー・デュモン ブルゴーニュ・ブラン キュヴェ・ファミーユ 2020https://konishi1924.com/?pid=1798725252024-03-07T14:29:08+09:002024-03-14T07:57:48Z2024-03-07T05:29:08Zフランス・ブルゴーニュ地方の白ワインです。マコン地区、ヴィレ・クレッセの畑からビオロジック栽培ぶどう100%でつくられています。ルー・デュモンのオーナー仲田晃司氏は日本人。職人的と言うべき仕事ぶりで、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわり、仕込むワイン...konishi1924フランス・ブルゴーニュ地方の白ワインです。マコン地区、ヴィレ・クレッセの畑からビオロジック栽培ぶどう100%でつくられています。ルー・デュモンのオーナー仲田晃司氏は日本人。職人的と言うべき仕事ぶりで、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわり、仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
綺麗なミネラル感と上品な酸味のバランスが見事、優雅な印象の白ワインに仕上がっています。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ
生産者 :ルー・デュモン
収穫年度 :2020
品種 :シャルドネ
栽培 :ビオロジック
容量 :750ml
タイプ :白 辛口タイプ
ワイン & ワイナリー情報
ワインのつくり手ー仲田晃司氏
大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。
2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。
2008年8月、ジュヴレ・シャンベルタン村に念願の自社カーヴを取得しました。
Bourgogne Blanc Cuvée Famille 2020
ブルゴーニュ ブラン キュヴェ・ファミーユ
「ルー・デュモンを創業してから丸10年が経ちました。ひとつの区切りとして、ここまで一緒に頑張ってくれた家内と、家族(ファミーユ)のみんなに感謝の気持ちを捧げたい」という思いで2008年ヴィンテージからリリースされた特別作品です。
ワインは、「ビュロー・ヴェリタス」の認証を受けたビオロジック(有機)栽培ぶどう100%で造られた、秀逸なAOCヴィレ・クレッセを格下げしたものです。平均樹齢30年。収穫量30hl/ha。天然酵母のみで発酵。ステンレスタンクで17ヶ月間熟成。活躍中の版画家・宮崎敬介氏が手がけた特別コラボレーションラベルです。
ラベルー版画家・宮崎敬介氏
「Bourgogne Blanc Cuvée Famille」および「Gevrey-Chambertin Cuvée Nature」のラベルを手がけた、版画家・宮崎敬介氏(写真右、スタジオジブリにて)
1970年、東京都生まれ。1991年に武蔵野美術大学在学中に独学で木口木版画を始める。南青山のピンポイントギャラリーを中心に木口木版画展を行うなど、自身の個展で木口木版画作品や切画作品を精力的に発表している。また、三鷹の森ジブリ美術館の展示物「びっくり劇場」のペン画や、同館オリジナルポストカード制作も好評を博している。
]]>ドメーヌ・デュ・サブリエ アン・ブテイユ・ア・ラ・メール 2021https://konishi1924.com/?pid=1796266632024-02-23T08:03:34+09:002024-03-08T02:48:56Z2024-02-22T23:03:34Zドメーヌ・デュ・サブリエは2019年に誕生した、フランス・ラングドック地方、エスタジェル(Estagel)の新しいワイナリー。
若き作り手のカミーユ・メージュ氏は、2013年のニュージーランドをかわきりに、北半球と南半球をまたにかけ、様々なぶどう園を回り技術を身につけま...konishi1924ドメーヌ・デュ・サブリエは2019年に誕生した、フランス・ラングドック地方、エスタジェル(Estagel)の新しいワイナリー。
若き作り手のカミーユ・メージュ氏は、2013年のニュージーランドをかわきりに、北半球と南半球をまたにかけ、様々なぶどう園を回り技術を身につけます。ワイナリーを立ち上げる直前の2017〜2018年は、大御所ドメーヌ・ゴビー(Domaine Gauby)へ、アルバイトをしながら、自分の畑を探しつつ、ワイナリーの立ち上げ準備を行いました。
サブリエとは、名前の通り「砂時計」から、時の刻み方がナチュラルだから。
ワイン概要
生産地 :フランス ラングドック地方
生産者 :ドメーヌ・デュ・サブリエ
収穫年度 :2021 ※ラベルにはヴィンテージの記載がありませんが、葡萄は2021年のものを使用
品種 :ヴィオニエ
容量 :750ml
タイプ :赤
※SO2無添加のワインにつき、お取り扱いにご注意ください、基本的に15度以下の保存をお願いします。
ワイン&ワイナリー情報
ドメーヌ名とワイン名
エスタジェル=Estagelに新しいワイナリー、ドメーヌ デュ・サブリエ=Domaine de Sablier が2019年に誕生しました。
サブリエとは、名前の通り「砂時計」が彼にとってナチュラルな時の刻み方だからです。
アン・ブテイユ・ア・ラ・メール=Une bouteille à la mère というワイン名は、母へ捧げるボトルの意。
ラベルは、生産者の母が観賞用に作ったヴィトラーユ=vitrail:南フランス生まれの溶剤系絵の具です。 レジン液と混ぜることで美しい透明感と色彩が楽しめるとのこと。
つくり手について
カミーユ・メージュ=Camille Mege氏は1989年12月27日パリ生まれ。自然とは無縁の大都市で育ちました。パリ大学第6学部でビオロジーを学び2010年に卒業。彼のご両親はパリでしたが、お爺様がドルドーニュ地方で蓄農を営んでおり、牛や鳥を育てながら葡萄畑もあり、少量の生産量ですがワインを造っております。その味を思い出し、ワイン造りを勉強したくなり、その後モンペリエ大学院に入り醸造を学びます。
カミーユ氏は2012年大学院でマスターを取得した後、最初にナルボンヌでwine造りの仕事に従事します。2013年2〜3月はニュージーランドに渡り、ワイン造りをします。沢山の地域でワインを造りたいので、1年に北半球と南半球とダブルでwine造りを行いました。
2013年の秋にはフランスのアルデッシュでwine造り、2014年春はチリで1〜3月は大きなワイン工場に従事。同年5〜11月フランス・ボジョレーで2つのビオの生産者のコンサルタントを行い、2015年1〜5月オーストラリアとタスマニアでwine造りましたが、ここはBIOではありませんでした。同年7〜12年は南仏サンシニアンでコンサルタント、2016年に今いるルーションにやってきました。ドメーヌ・バリジアンというBIOのワイナリーで1年半働き、ワイナリーを始めるならここだ!と確信します。
2017〜2018年は大御所ドメーヌ・ゴビー(Domaine Gauby)でアルバイトをしながら、自分の畑を探したり、ワイナリーを立ち上げる準備をしました。
2019年念願のワイナリーを設立。ワイナリーを立ち上げてもそれだけではなかなか食べていけないので、2023年1月迄は近所のワイナリー週に2日のお手伝いをしながら、週に5日は自分の畑の仕事をしました。彼の畑は古い樹齢の樹が沢山あり、カリニャンは1921年植樹の102歳、他の品種も古いです。
BIO認証を申請したのでオフィシャルには2026年からになりますが、畑は間違いなく100% BIOです。
ナチュラルワイン生産者は、元々情熱家で熱い思いがあってワイナリーを始めます。その中でもこのカミーユは、ぶれる事無く真っすぐ自分の目標を明確にして進んでいくタイプです。本当にゼロから始めた生産者、どんどんこういう若者を応援したいです。
まずは飲んで下さい。(新井順子)
インポーター資料より
]]>ヴァンサン・ジラルダン ピュリニー・モンラッシェ レ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2021https://konishi1924.com/?pid=1795263802024-02-16T14:00:37+09:002024-03-08T21:59:00Z2024-02-16T05:00:37Zヴァンサン・ジラルダンはコート・ド・ボーヌのムルソーに本拠地を置くドメーヌです。
この「ピュリニー・モンラッシェ」は樹齢の古い樹の葡萄を使用。 溢れる果実の風味と長い余韻がお楽しみいただけます。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ ピ...konishi1924ヴァンサン・ジラルダンはコート・ド・ボーヌのムルソーに本拠地を置くドメーヌです。
この「ピュリニー・モンラッシェ」は樹齢の古い樹の葡萄を使用。 溢れる果実の風味と長い余韻がお楽しみいただけます。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ ピュリニー・モンラッシェ
生産者 :ヴァンサン・ジラルダン
収穫年度 :2021
品種 :シャルドネ
容量 :750ml
タイプ :白 辛口タイプ
ワイン & ワイナリー情報
ワイン
2021年のこのワインは、エレガントで持続性があり、酸がしっかりとしています。あふれんばかりのエキゾチックな果実の風味やスパイシーなオークの風味があります。旨味のある基調をなす構成と長い余韻が感じられます。
栽培と醸造
非常にゆるやかな斜面で、面積は3ha。粘土石灰質土壌で、下層土は様々な石灰岩の層(小石、泥灰土)です。古い木は根が深くなり、ワインにより土壌の影響が現れます。収穫量は40hL/haです。全房圧搾します。低温で24〜36時間静置してから、樽で発酵させます。フレンチオークの樽(新樽15%)で14ヶ月熟成させます。
ワイナリーについて
ドメーヌ・ヴァンサン・ジラルダンは今や32haの自社畑を抱えるドメーヌまでに成長しました。自社畑は全てビオディナミ栽培です。また、主にAOCブルゴーニュと、グラン・クリュのワインに使用する26haの契約畑のほとんど自社で耕作しています。
ワイナリーを牽引するのは、2002年から醸造家を務めるエリック・ジェルマン。
ヴァンサン・ジラルダンの快進撃
仏誌「RVF」の668号において、バタール・モンラッシェ 2021 が 98-99点という評価を獲得しています。さらに「ワインアドヴォケイト」の評価を見ると、ヴァンサン・ジラルダンは大手ネゴシアンとではなく、ドーブネやル・フレーヴ、ラモネ、ソゼ、DRC、コントラフォン、さらに新たにトップ・ドメーヌとして認められるピエール・イブ・コラン・モレなど錚々たる生産者と比較しても遜色がないばかりか、彼らを上回るような評価を得るヴィンテージもあるどとが確認できます。
「ベタンヌ & ドゥソーヴ 2019」で、4ッ星生産者へ
ヴァンサン ジラルダンがついに、フランスのバイヤーズガイド「ベタンヌ & ドゥソーヴ 2019」で、4ッ星生産者へと昇格しました。また、最新の2020年版でも、4ッ星を維持しています。同じ評価を獲得している生産者を見ると、ドメーヌ デュジャックやドメーヌ ルフレーヴ、ドメーヌ コント ジョルジュ ド ヴォギュエ、ドメーヌ ロベール グロフィエ ペール エ フィス等、そうそうたる顔ぶれです。ムルソーに拠点を移し、コート ド ボーヌのワインに注力しているため、白ワインの評価が目立ちますが、同様に赤ワインも高く評価されています。
エリック・ジェルマン
エリックがヴァンサンと知り合ったのは、今から20年ほど前のことです。ヴァンサンからスカウトされる形で2002年にドメーヌに正式に加入します。その当時、ロバート パーカー等の評論家から絶賛されていたヴァンサンのワインは、「濃厚で、はちきれんばかりの果実味がある」スタイルでした。しかし、エリックはこのスタイルを大きく変更する必要があると感じていました。2004年頃からその方法を模索し始め、ついに2007年に新しいスタイルが完成しました。それが、今のドメーヌ ヴァンサン ジラルダンを象徴する「ピュアでエレガント」なスタイルでした。
エリックの実家は、有名なアンリ ジェルマン ペール エ フィス。ムルソーに生まれ、ムルソーを人一倍愛するエリックは、醸造学校を卒業した後、シャサーニュ モンラッシェや、パプ クレマンで経験を積み、後にブルゴーニュを拠点とする「バーガンディア醸造研究所」での勤務を開始します。そこで幸運にも、キリアコス キニゴプロス氏の教えを受けることになります。キリアコス氏は当時DRCやルフレーヴ、エティエンヌ ソゼ等の醸造コンサルタントを行っていました。その時のことを、エリックは『ヴィニュロン』誌の2015年秋号で次のように語っています。「私は本当に運が良かった。ダヴィド デュバンやジョルジュ ルーミエのようなワイン業界のビッグネームで、3年間の間、毎年40もの醸造経験を積むことが出来たんだ。そして今ではヴァンサン ジラルダンで働くことが出来ているんだから」。また、以前までと同様に輸出部長のマルコ カスケーラが販売を担うことで、エリックがさらにワイン造りに集中できる環境が整っています。
ヴァンサン・ジラルダンについて
ヴァンサン・ジラルダン―1993年
1961年生まれ。12歳の頃から畑仕事を手伝い始めます。1982年、21歳の頃に父から2haの畑を相続し、ドメーヌを設立しました。若く、資金も無かったため畑を購入することは難しく、ネゴシアンビジネスに着手します。当時は出来上がったワインの状態で買い付けを行うことが一般的でしたが、ヴァンサンは誰かが造ったワインを買おうとはしませんでした。知り合いの農家を一軒ずつ訪ね、葡萄の状態で買い付けさせてくれないか、と持ち掛けたのです。こうして、自社畑を持たずに最高の葡萄を選び、自らの手で醸造するという新たなネゴシアン、「ネゴシアン ワインメーカー(ネゴシアン ヴィティフィカトゥール)」の先駆者となりました。昨今のブルゴーニュでは、自社畑を持たずにワイン造りを行なう小規模なネゴシアン(マイクロ ネゴシアン)が台頭していますが、ヴァンサン ジラルダンはその走りということが出来ます。こうして若くして成功を収めたヴァンサンは、自社畑も拡張し、ドメーヌとしての地位も築き上げました。彼の情熱は、2012年に引退するまでの30年間、色褪せることはありませんでした。
彼の活躍はほとんどすべての名のあるワイン雑誌にて紹介された通りですが、特にロバート・パーカー・Jr.の絶賛ぶりは有名です。「私はこれほど手頃な価格で、幅広く傑出したワインを届けることの出来るブルゴーニュの生産者やネゴシアンをほかに知らない。ジラルダンはまた、ジュヴレ=シャンベルタンのベルナール・デュガと同じように、自分のワインの品質をさらによくするために熱心に働いている。しかも、ジラルダンと妻のヴェロニクは非常に若いので、私たちは、このドメーヌとネゴシアンがつくり出す崇高なワインを、あと何年にもわたって楽しみにすることができる。もし読者がブルゴーニュの赤を愛するのであれば、のんびりと歩いている場合ではない。走ってワイン商のもとに駆けつけ、この目のくらむばかりのワインを購入しよう」
当時は濃厚なスタイルの赤ワインで知られたヴァンサン ジラルダンでしたが、エリックが加入したことにより、現在はピュアでエレガントなスタイルへと変化しています。
]]>ビショフリッヒェ・ヴァイングューター・トリア― シャルツホーブベルガー リースリング カビネット 2017https://konishi1924.com/?pid=1795252512024-02-16T13:16:56+09:002024-02-16T04:18:30Z2024-02-16T04:16:56Zドイツ、モーゼル地方のやや甘口タイプの白ワインです。
シャルツホーフベルガーは数あるモーゼルの銘醸畑の中でも最も有名で、最も国際的に評価される単一畑です。そこから造られるワインにはエレガンスと広大に広がるアロマがあります。香りにはライム、はちみつ、白い...konishi1924ドイツ、モーゼル地方のやや甘口タイプの白ワインです。
シャルツホーフベルガーは数あるモーゼルの銘醸畑の中でも最も有名で、最も国際的に評価される単一畑です。そこから造られるワインにはエレガンスと広大に広がるアロマがあります。香りにはライム、はちみつ、白い花の要素。凝縮感がありながら、口の中で変化が楽しめる構成を持っています。
ワイン概要
生産地 :ドイツ
生産者 :ビショフリッヒェ・ヴァインギューター・トリアー
等級 :カベネット
収穫年度 :2017
品種 :リースリング
容量 :750ml
タイプ :白 やや甘口タイプ
ワイン&ワイナリー情報
シャルツホーフベルガー
シャルツホーフベルガーは数あるモーゼルの銘醸畑の中でも最も有名で、最も国際的に評価される単一畑です。ドイツには、村名表記を省略して畑名を単独で名乗れるオルツタイルラーゲと呼ばれる5つの特別単一畑があります。モーゼルにある唯一の特別単一畑がシャルツホーフベルク。そこから造られるワインにはエレガンスと広大に広がるアロマがあります。
標高は200〜290m、南から南東向きで、斜度は30〜60%です。風化した灰色粘板岩、一部に赤色粘板岩も含まれます。他よりも湿度が高く、9〜10月にかけて葡萄が熟す時期に霧が発生するため、貴腐菌(ボトリティス)の付いた葡萄が出来やすくなります。
葡萄は手摘みで収穫し、その際注意深く選別します。1,000Lのフーダーで発酵させます。数ヶ月澱と共に寝かせます。このカビネットは、香りから味わいまで全ての点で素晴らしいワインです。香りにはライム、はちみつ、白い花の要素。凝縮感がありながら、口の中で変化が楽しめる構成を持っています。
ワイナリーについて
ビショフリッヒェ・ヴァインギューター・トリアー(トリアー司教の管轄権のワイン醸造所)は、1966年に1世紀以上も続く3つの醸造所が合わさって設立されました。
3つの醸造所とは、ビショフリッヒェス・コンヴィクト醸造所(Bischöfliches Konvikt:1840年設立)、ビシェッフリッヒェス・プリスターゼミナール醸造所(Bischöfliches Priesterseminar:1773年設立)、およびホーエ・ドムキルヒェ醸造所(Hohe Domkirche:1851年設立)です。
さらに、2004年には30haの畑を所有するフリードリヒ ヴィルヘルム ギムナジウム醸造所(Friedrich-Wilhelm-Gymnasium)が加わりました。これらの醸造所はモーゼル川、ザール川、ルーヴァー川に沿って現れる、いくつもの銘醸畑を所有しています。リースリングが主役となる葡萄品種で、栽培面積の90%はリースリングです。各畑から葡萄が持ち込まれ、プレスするのはザールにあるシャルツホーフと、ルーヴァーにあるデュースブルガー ホフです。
ワイナリーの評価
「アイヒェルマン2019」で3星、「ヴィヌム2019」で2.5星、「ゴーミヨドイツワインガイド2019」で赤2房。]]>ゼリージュ・キャラヴァン フルーヴ・アムール 2014https://konishi1924.com/?pid=1794634242024-02-12T04:37:56+09:002024-02-16T04:19:58Z2024-02-11T19:37:56Z南フランス、ラングドック地方の赤ワイン。グルナッシュ種を主体でつくられ、よい塩梅に熟成しています。
sur le fleuve amour(愛の河)という本のタイトルをキュヴェ名に冠しました。
朱色の入ったブラックガーネット色、カシスジャムやプルーン、湿った土の香り、丸...konishi1924南フランス、ラングドック地方の赤ワイン。グルナッシュ種を主体でつくられ、よい塩梅に熟成しています。
sur le fleuve amour(愛の河)という本のタイトルをキュヴェ名に冠しました。
朱色の入ったブラックガーネット色、カシスジャムやプルーン、湿った土の香り、丸みのある熟成感と渋みやしっかりとしたタンニンで厚みのあるボディは完熟した旨味がアフターに長く続きます。
ワイン概要
生産地 :フランス ラングドック地方 ピク・サン・ルー
生産者 :ゼリージュ・キャラヴァン
収穫年度 :2014
品種 :グルナッシュ 60% シラー 30% サンソー 10%(手摘み/平均70年)
栽培 :ビオロジック ビオディナミ
認証 :デメテール エコセール
容量 :750ml
タイプ :赤
※SO2無添加のワインにつき、お取り扱いにご注意ください、基本的に15度以下の保存をお願いします。
ワイン&ワイナリー情報
ワイナリーと作り手
Luc-Michelは1967年5月4日生まれ。奥様のMarieと2000年から畑を購入し無農薬で始めましたが、最初は納得がいかなかったので農協にブドウを売り、自らのDomaineワインとして醸造し始めたのは2005年のヴィンテージからです。
お爺様がPic Saint-Loupに250haを持ってブドウ栽培をしておりましたが、お父様は全く違う医師になりました。畑はその間、人に貸していたのです。最初Lucはお父様の影響で薬剤師を目指し、大学卒業後薬品会社に勤めます。が、自然の中で生活したいと大きく進路を変更。お爺様の畑の2haを貰い、その他近くの畑を 10ha購入し、ワイン造りを始めました。その10haの中の5haはLucが自ら植樹した畑です。
現在、畑の品種構成は3haのシラー、1haのグルナッシュ、1haのアリカント、2haのカリニャン、1haのムールヴェ―ドル、3haのサンソー、1haのシャザンと南仏独特の様々な品種が揃っております。ラングドックの中でもこのピクサンルーというコミューンは特別で、たった200haしかありません。なのでAOC法も当然この名を明記して良いと認定しております。その標高150 〜 250mの畑で始める事が出来たのはラッキーかもしれません。
ワイナリー名はーモロッコの美しいモザイクタイル
ワイナリー名の由来は、畑にたくさん綺麗な石があり、それがモロッコの伝統的なムーア人様式のタイル「ゼリーゼ」のキャラバンみたいだと、この名前を付けました。Luc自身、自ら筆を取り、奥様も芸術家でとてもロマンティックな素敵なカップルです。畑の石すらも美しく感じる、そういう発想なのでしょうね。
3人の男の子に囲まれ、絵に描いたような幸せそうなご家族、一緒に食事をしましたが、人生にとって何が大切なのか…お金ではない幸せを自然と受け止め、とてもナチュラルな生活をされていらっしゃいます。収獲時には6名の人に手伝って貰いますが、日常は12haもの畑を家族だけで守っているのです。本当に大変な仕事です。(新井順子)
インポーター資料より
]]>ドメーヌ・シニャール フルーリー キュヴェ・スペシアル ヴィエイユ・ヴィーニュ 2014https://konishi1924.com/?pid=1793400012024-02-03T09:51:02+09:002024-02-10T21:28:20Z2024-02-03T00:51:02Zフランス、ブルゴーニュ地方、ボジョレー地区、フルーリーの赤ワインです。
フルーリーと言えばこの人、この生産者 "ドメーヌ・シニャール" 。国内外での評価の高いワイナリですが、まったくの家族経営、細部にこだわり、品質を重要視しています。その僅かな生産量の大半...konishi1924フランス、ブルゴーニュ地方、ボジョレー地区、フルーリーの赤ワインです。
フルーリーと言えばこの人、この生産者 "ドメーヌ・シニャール" 。国内外での評価の高いワイナリですが、まったくの家族経営、細部にこだわり、品質を重要視しています。その僅かな生産量の大半は、フランスの著名なレストラン「ラ・コート・サンジャック」、「タイユヴァン」などに買われてしまい、極めて入手困難な状況です。
しっかりした赤黒色、濃度のあるタンニンを持つ、クリュ・ボージョレの枠を遥かに超えたスケールの赤ワインです。
ワイン概要
生産地 :フランス ブルゴーニュ ボジョレー フルーリー
生産者 :ドメーヌ・シニャール
収穫年度 :2014
品種 :ガメイ (手摘み/平均樹齢 99年)
栽培・認証:リュット・レゾネ
容量 :750ml
タイプ :赤
ワイン&ワイナリー情報
キュベス・ペシャル ヴィエイユ・ヴィーニュ
古い樹齢の葡萄を使い、樽で熟成させたこの生産者を代表するワインです。
レ・モリエの1915年に植えた古い樹齢(98年)の葡萄樹の葡萄を使います。1本当たり6房の葡萄が実るように制限します。収穫量は30hL/haです。醸しは12日間で、まろやかなタンニンを得るために少し長くしています。マロラクティック発酵は228Lの樽で行います。
樽(10%新樽、残りは10年までの古い樽)で18ヶ月熟成させます。樽は複数の産地の物で、最低3年屋外で乾燥させ、内側を軽く焦がします。
フルーリーと言えばこの人、"セドッリク・シニャール" は、この生産者の4代目です。まったくの家族経営で、細部にこだわり、品質を重要視しています。
「高樹齢のため、とても小さな葡萄しか実りません」
畑は、ムーラン・ナ・ヴァンに近いル・ポワン・デュ・ジュールに位置します。目の前にソーヌ川が流れる、南から南東向きの丘にあり、標高は270mです。土壌はとても貧しく、植密度は高くしています。表面の土壌は砂質の花崗岩、下層は花崗岩となっています。雑草はワインのバランスを崩すため、生やしていません。仕立てはゴブレを採用しています。
気候は大陸性気候。夏は短くて暑く、冬は長くて寒くなります。年間の日照は1,900時間、降雨量は800mmです。
植密度は10,000本/haで、高樹齢の樹でもあることから、とても小さな葡萄の房しか実らず、高品質となります。そのため、グリーン ハーベストもしません。小さい葡萄の実は、果汁に対して果皮の比率が高く、より凝縮度が高くなります。収穫は手で行い、収穫の際と、ドメーヌに着いてからの2度選別します。
除梗はせず、マセラシオン カルボニックを行います。天然酵母を使用します。発酵はタンクを使い、28度で行います。醸しの間ルモンタージュを行い、ピジャージュは数回行います。瓶詰の1ヶ月前に、異なる樽のワインをタンクに入れ、ブレンドします。ろ過も清澄もしません。
現在のこだわりは、新しい葡萄樹に植え替えないことで、それによって収穫量を減らし、品質を高めています。
評価
ヒュー ジョンソン「ポケットワインブック2018」に優良生産者として掲載。ロバート パーカー Jr.「ブルゴーニュ」で4ッ星、「パーカーズ ワイン バーゲン」に掲載。「ギド アシェット」「ワイン アドヴォケイト」「メイユール ヴァン」「デカンター」などに掲載。「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」で、『そのアロマは、偉大なシャンボール ミュジニーを思い起こさせる』と評されています。
「ミシェル・シニャールは、フルーリーで最も巧みな造り手であり、ブドウが育つ花崗岩質の砂岩土壌を正確にワインに写し取ることにより、このクリュに特有の名高い花のアロマを、ものの見事に掴み取る術を心得ている。クリュの中でも最高のテロワールの一つであるモリエからのキュヴェでは、力強さと優美さが結び付いている。「キュヴェ・スペシアル」は、樽発酵が完全にコントロールされた、比類ないキュヴェの一つ。」
ベタンヌ&ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」より
]]>ピリ・ヴァイン ピノ・ノワール 2021https://konishi1924.com/?pid=1790013182024-01-15T12:46:50+09:002024-01-15T07:37:15Z2024-01-15T03:46:50Zドイツのナーエ地方、ピノ・ノワールからつくられる美しい味わいの赤ワイン。生産者のピリ・ヴァインは、既に、ヨーロッパのアンテナが高いWine Loverからは大注目を浴びています。
やさしく品の良い甘い香り、すりおろしリンゴやさくらんぼ、ザクロやクランベリーのアロ...konishi1924ドイツのナーエ地方、ピノ・ノワールからつくられる美しい味わいの赤ワイン。生産者のピリ・ヴァインは、既に、ヨーロッパのアンテナが高いWine Loverからは大注目を浴びています。
やさしく品の良い甘い香り、すりおろしリンゴやさくらんぼ、ザクロやクランベリーのアロマが楽しめます。柔らかく繊細、綺麗な酸味と果実味のバランスは絶妙、穏やかな印象の味わいですがじわじわと旨味が増していきます。
ワイン概要
生産地 :ドイツ ナーエ地方
生産者 :ピリ・ヴァイン
収穫年度 :2021
品種 :ピノ・ノワール (手摘み/平均樹齢 41年)
栽培・認証:ビオロジック
容量 :750ml
タイプ :赤ワイン
※酸化防止剤無添加のワインにつき、お取り扱いにご注意ください、基本的に15度以下の保存をお願いします。
ワイン&ワイナリー情報
「ピノ・ノワール 2021」
除梗したピノノワールと全房のピノノワールを裸足で破砕、プラスティックケースでピジャージュしながら 10 〜 14 日間発酵、木樽で熟成し無濾過・無清澄・サンスフルで仕上げました。
次代を開く女性生産者ーPiri Wein
Christine Pieroth(クリスティン・ピーロート)は、ドイツ、ナーエ地方のRummelsheim(ルンメルスハイム)村で、代々複合農家として礎を築いてきた家系を近い将来、一身に引き継いでいく事になる女性生産者です。
今は家族がもつ畑の一部を自身の考え方に沿った農法と醸造方法でブドウを育てワインを造っており、Piri Wein、またはPiri Naturelというブランド名で知られ始めています。
土壌の宝庫 ナーエ地方
ライン川とナーエ川の合流地点から南へ2km下がったところにPieroth(ピーロート)家が畑と醸造所をもつRummelsheim村があり、北東方面に目を凝らすと、ナーエ川とライン川の向こうに銘醸地Rheingau(ラインガウ)地方の畑も見えます。
Rummelsheim村はナーエ地方の縮図といってもいいほど、多様で複雑な土壌が入り組んで構成されています。小さいパーセル毎に異なるドウ品種が植えられ、さらに土壌も様々であることから出来上がるワインも千差万別となっています。
複合農家からWeingutへ
Piri(ピリ)こと、クリスティン・ピーロートの家族はこの地で数百年もの間、複合農家として生計を立ててきております。もちろんワイン造りも生業としてきて、なんと1789年VTGのボトルがあったことも知られているほどですのでそのワイン造りの歴史は筋金入りです。1960年代まではブドウ栽培やワイン造りの他にジャガイモや小麦などの穀物をつくり牛や豚を飼う牧畜も営む複合農家でしたが、その後時代の進展と共に15haの畑だけを守りワインを造るWeingutにFocusしていきました。
ワイン造りのバックボーン
Piri(ピリ)は、野菜やハーヴも鋭い観察力や洞察力をもって出来る限り自分で作ります。育てたハーヴや植物の葉を摘み取り、版画のような方法でデザインしデジタル化して自らのワインラベルに用いていることからも彼女がワイン造りだけでなく植物全般に興味を持っていることがうかがえます。
毎日の生活もできる限り自分の農園で取れた野菜やハーヴを摂り過ごす事を好んでいて、必然彼女のワイン哲学やバックボーンも周りの自然環境への配慮と愛情に導かれるように紡がれていき、それはやはり彼女が造るワインによく表現されています。Piri(ピリ)にはPieroth(ピーロート)家の先祖代々の血が色濃く受け継がれているようです。
ワイン造りへの道
ワインにとって最初に大事なことは、畑での仕事を楽しみブドウ樹を育てる事。セラーでの仕事はその次だと幼少期よりワインと共に育ち学んできたPiri(ピリ)。
しかし、あまりにワインが身近にありすぎたのか、共に多くの時間を過ごしすぎた影響か⁉、さらには好奇心旺盛でもある彼女ですので、かつて一度、ワインから離れ忘れる決断をしたことがありました。外の世界を経験するためにカナダへ移り住んだのです。しかし、そこでも美しいブドウ畑に出会い心を奪われてしまい、やはり自分の道はブドウと畑と共にあると再認識してドイツへ帰りワイン造りの道へ進む事に。
帰国後、ガイゼンハイム大学で学び、ラインヘッセンの著名なWeingut Kellerで研修し、膨大な数のワインを飲んで舌も鍛えてきたそうです。
彼女の真の初VTGは2018ですが、Piri(ピリ)として初めて商業ベースに載せてのリリースは2019が初となります。今回日本に初登場するワインのVTGは、実質3度目のワイン造りのVTGです。※VTG=ヴィンテージ
ピりのフィロソフィー
ビオロジックでは銅や硫黄を畑に撒くことは許容されていますが、それでも許容されている数値よりはるかに少ない量しか畑には撒きたくありませんし撒いていません。
許容されているとはいえ銅や硫黄を撒くよりも、畑やその周りで育つ蔦(つた)やイラクサ、つくし、ヨモギを自分で採取し抽出した自然の滋養薬のようなものを畑に多く撒きます。その方法がよりブドウ樹が強くたくましく育つと考えているからです。
加えて最近では、地元のチーズ職人からミルクホエー(乳清)をもらいそれも撒き始めていますし、将来よりProbiotic(プロバイオティック)のスペシャリストになるよう自らコンポストも造っています。こういった一つ一つの小さな一歩が、いずれ一つにまとまり大きな美しい絵となってほしい、そうなるはずだと考えています。
仕事の大部分、文字通り、これは私たちの仕事の基盤や本質になるのですが、それは土地つまり畑にアプローチする事です。特に畑の中や土中に住む微生物と結びつき、関係を築き会話していく事が重要です。ブドウ畑は、沢山の草花やハーヴが育つ牧草地だと思っていて、そこはブドウ樹だけでなく多くの野生生物や虫たち、植物たちの住処なのです。動物たちにとっては、そこはシェルターであり、巣であり、食堂です。私たちが機会さえ設ければこの村の小さな各パーセルにおいてですら、異なる環境で様々な異なる植物や動物が自然と育っていくのです。
私が言う“牧草地”を育て維持していく事は、なにも農家だけの責任ではなく人類皆の責任だと私は考えています。今、そしてこれまでも、私の周りでは多くの種がまかれそして収穫もすでに始まっています。
※Probiotic …生物の共生を意味する probiosis に由来し、抗生物質 antibiotics に対する語。腸内細菌のバランスを改善し、健康に有益な作
用をもたらす生きた微生物、乳酸菌・ビフィズス菌・納豆菌など、また、それらを含む食品・医薬品などを指す
ドイツ・ナーエ地方
モーゼル川とライン川の間に位置するナーエ地方は気候が比較的温暖なドイツ南西部にあり、1971年に独自のワイン生産地として指定されました。東隣のラインヘッセン地方同様に、土壌の構造が多岐にわたるので、できあがるワインのスタイルやニュアンスも実に多様です。急斜面のスレート土壌の畑で栽培されているリースリングは特にこの地域の重要なワインの一つとされていて、ドイツワインの最高峰のひとつに数えられています。
フンスリュック山地が冷たい風からナーエ地方を守ってくれているので、気温は温暖(とはいえ10月と11月訪問時は寒かったです)、日照時間が長く、雨が少なく、太陽の恵みにあふれた渓谷はワイン栽培にふさわしい気候となっています。
地殻活動により非常に多様な土壌を持っており、地質学的多様性によってナーエ地方は特別なエリアとされています。スレート土壌の他にも、石英(クオーツ)や斑岩(ポーフィリー)、メラフィリー、雑色砂岩などの土壌が見られ、その他、風化土壌や砂岩由来の粘土層、レス、ロームが見られる地域もあります。
土壌の多様性ゆえに、多様な品種の栽培、多彩なスタイルのワイン造りが可能となっており、ナーエ地方はドイツ国内で最も土壌が多様な地域で、狭い範囲内に異質な土壌が非常に多く入り組んでおり、180種類以上の異なるタイプの土壌があると推定されています。
栽培されているブドウ品種は多様で、約75%が白ワイン品種です。リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ジルヴァーナーが多く栽培され、ヴァイスブルグンダーとグラウブルグンダーが近年増加気味。赤ワイン品種ではドルンフェルダーがトップで、シュペートブルグンダー、ポルトギーザー、レゲントが続きます。]]>アジェンダ・アグリコーラ ロベルト・サロット バルバレスコ・リゼルヴァ 2007https://konishi1924.com/?pid=1789169122024-01-08T14:24:13+09:002024-02-27T07:03:40Z2024-01-08T05:24:13Zサロット家のセラーで大切に熟成させ、飲み頃を迎えた貴重なバルバレスコの蔵出しワインです。
若々しさや、ネッビオーロらしい厳格なニュアンスがあり、熟成による複雑な要素が現れており、タンニンは柔らかく、ハーモニーがあります。
ワイン概要
生産地 ...konishi1924サロット家のセラーで大切に熟成させ、飲み頃を迎えた貴重なバルバレスコの蔵出しワインです。
若々しさや、ネッビオーロらしい厳格なニュアンスがあり、熟成による複雑な要素が現れており、タンニンは柔らかく、ハーモニーがあります。
ワイン概要
生産地 :イタリア ピエモンテ州 バルバレスコ
DOCG バルバレスコ
生産者 :アジェンダ・アグリコーラ ロベルト・サロット
収穫年度 :2007
品種 :ネッビオーロ
容量 :750ml
タイプ :赤
ワイン&ワイナリー情報
ロベルト・サロット
1960年代、ロベルト・サロットの父アンジェロが自分で瓶詰めし販売を始め、1991年には自家栽培の葡萄は全て自信で醸造。
現当主のロベルト・サロットは、年間生産量6,500万本というピエモンテの大規模な醸造所の醸造長と、同時にガヴィにある生産者組合のジェネラルマネージャーとして活躍していましたがそれらを辞し、自分の畑を所有し質の高いワイン造りを行っています。かつての大規模醸造所や生産者組合での経験や人脈を活かしながら、少しずつ畑を買い足し現在では約90haの畑を所有するに至っています。さらに驚くことに、その畑のほとんどがD.O.C.G.とD.O.C.になります。すなわちピエモンテ州が認可している主だったワインを全て網羅している生産者と言えるのです。
さらに6名の親しいメンバーと共同経営する醸造所のエノログを務めています。またワインに含まれる200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。
ワインは畑で生まれ、セラーで育つ
ロベルトが最優先で注意を払うのは畑です。自然の生態系を守りながら、化学的なものを減らしていき、いつかゼロにしたいと考えています。契約農家にも同様の指示をしています。畑のあるところにセラーが必要と考え、ガヴィ、バローロ、自宅のあるネヴィーリエの3ヶ所にセラーを所有しています。
バローロとバルバレスコはひとつの土地でクリュの違い
D.O.C.G.に認定される際、バルバレスコの生産者がバローロと同じになることを嫌ったため、別のD.O.C.G.となりました。ですがサロットは、どちらも類似したネッビオーロにとって最適な土地で、クリュの違いと考えています。
熟成バルバレスコ
サロット家では、大切に熟成させた古いヴィンテージのバルバレスコを自家消費用のワインとしてとっておき、特別な時にだけ提供されます。ロベルトの父で現在88歳のアンジェロは自身の70歳の誕生日を期に、毎年古いヴィンテージのバルバレスコの一部を一番良い状態になったときに出そうと考えて、こっそりと売らずにキープしていました。何年もの間、この古いワインは忘れ去られ、アンジェロの息子のロベルトやワイナリーで働くスタッフもその存在を知りませんでした。そして近年、古い醸造日記と一緒にこれらのワインが発見されました。サロット家は家族で相談した後、この希少なワインを売ることに決めましたが今、まさに驚きの品質に到達しています。
現在、ロベルトも父がやっていたように素晴らしいヴィンテージは一部を残して熟成させています。
葡萄は 10 月末に収穫し、発酵前にコールド マセレーションします。その後、29 度に温度管理しながら 15 日間、発酵と醸しを行います。発酵終了後、果皮と共にさらに 10 日間長いマセラシオンを行います。伝統的なスラヴォニアンオークの樽で 48 ヶ月以上熟成させます。樽のサイズは様々で、7hL~50hL です。
「ルスティカ」と呼ばれる、昔一本一本手造りしていた頃の形に似せた瓶を使用しています。さらに昔のラベルを復刻し、妻に捧げる意味で「ヴィッラ・アウローラ」の文字を入れています。
来日セミナー時のロベルトのコメント (2020 年 2 月)
30 年ほど前、父が良い年のバルバレスコを一部だけとっておき、素晴らしい状態になってからリリースしようと考えたのがきっかけです。このワインは、その時代を切り取る「写真のようなワイン」で、当時のことを思い出させてくれます。ロベルト サロットのスタイルとは異なり、まだアパッシメントも行っていません。当時はこれが最高のバランスだったと思います。若々しさや、ネッビオーロらしい厳格なニュアンスがあり、熟成による複雑な要素が現れていま
す。タンニンもまだ感じ取れると思います。柔らかくハーモニーがあり、食べ物が欲しくなる味わいです。 ]]>アジェンダ・アグリコーラ ロベルト・サロット バルバレスコ・リゼルヴァ 2001https://konishi1924.com/?pid=1789149652024-01-08T09:49:28+09:002024-02-27T07:03:40Z2024-01-08T00:49:28Zサロット家のセラーで大切に熟成させ、飲み頃を迎えた貴重なバルバレスコの蔵出しワインです。
若々しさや、ネッビオーロらしい厳格なニュアンスがあり、熟成による複雑な要素が現れており、タンニンは柔らかく、ハーモニーがあります。
オーナーいわく「食べ物が欲しく...konishi1924サロット家のセラーで大切に熟成させ、飲み頃を迎えた貴重なバルバレスコの蔵出しワインです。
若々しさや、ネッビオーロらしい厳格なニュアンスがあり、熟成による複雑な要素が現れており、タンニンは柔らかく、ハーモニーがあります。
オーナーいわく「食べ物が欲しくなる美味しさの赤ワイン」だそうです。
ワイン概要
生産地 :イタリア ピエモンテ州 バルバレスコ
DOCG バルバレスコ
生産者 :アジェンダ・アグリコーラ ロベルト・サロット
収穫年度 :2001
品種 :ネッビオーロ
容量 :750ml
タイプ :赤
ワイン&ワイナリー情報
ロベルト・サロット
1960年代、ロベルト・サロットの父アンジェロが自分で瓶詰めし販売を始め、1991年には自家栽培の葡萄は全て自信で醸造。
現当主のロベルト・サロットは、年間生産量6,500万本というピエモンテの大規模な醸造所の醸造長と、同時にガヴィにある生産者組合のジェネラルマネージャーとして活躍していましたがそれらを辞し、自分の畑を所有し質の高いワイン造りを行っています。かつての大規模醸造所や生産者組合での経験や人脈を活かしながら、少しずつ畑を買い足し現在では約90haの畑を所有するに至っています。さらに驚くことに、その畑のほとんどがD.O.C.G.とD.O.C.になります。すなわちピエモンテ州が認可している主だったワインを全て網羅している生産者と言えるのです。
さらに6名の親しいメンバーと共同経営する醸造所のエノログを務めています。またワインに含まれる200種類ほどある化学成分の専門家でもあります。
ワインは畑で生まれ、セラーで育つ
ロベルトが最優先で注意を払うのは畑です。自然の生態系を守りながら、化学的なものを減らしていき、いつかゼロにしたいと考えています。契約農家にも同様の指示をしています。畑のあるところにセラーが必要と考え、ガヴィ、バローロ、自宅のあるネヴィーリエの3ヶ所にセラーを所有しています。
バローロとバルバレスコはひとつの土地でクリュの違い
D.O.C.G.に認定される際、バルバレスコの生産者がバローロと同じになることを嫌ったため、別のD.O.C.G.となりました。ですがサロットは、どちらも類似したネッビオーロにとって最適な土地で、クリュの違いと考えています。
熟成バルバレスコ
サロット家では、大切に熟成させた古いヴィンテージのバルバレスコを自家消費用のワインとしてとっておき、特別な時にだけ提供されます。ロベルトの父で現在88歳のアンジェロは自身の70歳の誕生日を期に、毎年古いヴィンテージのバルバレスコの一部を一番良い状態になったときに出そうと考えて、こっそりと売らずにキープしていました。何年もの間、この古いワインは忘れ去られ、アンジェロの息子のロベルトやワイナリーで働くスタッフもその存在を知りませんでした。そして近年、古い醸造日記と一緒にこれらのワインが発見されました。サロット家は家族で相談した後、この希少なワインを売ることに決めましたが今、まさに驚きの品質に到達しています。
この、2001VT はロベルトの父、アンジェロが手掛けたものです。
現在、ロベルトも父がやっていたように素晴らしいヴィンテージは一部を残して熟成させています。
葡萄は 10 月末に収穫し、発酵前にコールド マセレーションします。その後、29 度に温度管理しながら 15 日間、発酵と醸しを行います。発酵終了後、果皮と共にさらに 10 日間長いマセラシオンを行います。伝統的なスラヴォニアンオークの樽で 48 ヶ月以上熟成させます。樽のサイズは様々で、7hL~50hL です。
「ルスティカ」と呼ばれる、昔一本一本手造りしていた頃の形に似せた瓶を使用しています。さらに昔のラベルを復刻し、妻に捧げる意味で「ヴィッラ・アウローラ」の文字を入れています。
来日セミナー時のロベルトのコメント (2020 年 2 月)
30 年ほど前、父が良い年のバルバレスコを一部だけとっておき、素晴らしい状態になってからリリースしようと考えたのがきっかけです。このワインは、その時代を切り取る「写真のようなワイン」で、当時のことを思い出させてくれます。ロベルト サロットのスタイルとは異なり、まだアパッシメントも行っていません。当時はこれが最高のバランスだったと思います。若々しさや、ネッビオーロらしい厳格なニュアンスがあり、熟成による複雑な要素が現れていま
す。タンニンもまだ感じ取れると思います。柔らかくハーモニーがあり、食べ物が欲しくなる味わいです。 ]]>マルケージ・ディ・バローロ バローロ 1967https://konishi1924.com/?pid=1786037382023-12-15T04:55:01+09:002024-03-07T22:46:16Z2023-12-14T19:55:01Zワイン概要
生産地 :イタリア ピエモンテ州 バローロ
生産者 :マルケージ・ディ・バローロ
収穫年度 :1967
品種 :ネッビオーロ
容量 :750ml
タイプ :赤
ワイン&ワイナリー情報
「マルケージ・ディ・バローロ」は...konishi1924ワイン概要
生産地 :イタリア ピエモンテ州 バローロ
生産者 :マルケージ・ディ・バローロ
収穫年度 :1967
品種 :ネッビオーロ
容量 :750ml
タイプ :赤
ワイン&ワイナリー情報
「マルケージ・ディ・バローロ」は、バローロの中でも特に伝統ある歴史を誇る、老舗中の老舗とでも言うべき生産者です。
マルケージ・ディ・バローロの歴史はバローロワインの誕生の歴史と重なります。
バローロワインの歴史は、バローロ侯爵カルロ・タンクレディ・ファッレッティとフランス貴族ジュリエットコルベール・ドゥ・モルヴリエが1806年に結婚した時に始まりました。
1864年にジュリエットが亡くなると侯爵家の作っていたバローロの生産は一度途絶えてしまいまが、イタリア政府がOpera Pia Barolo財団という非営利団体を発足させ、侯爵家所有のセラーの所有権が移りました。
1929年、カルロ・タンクレディとジュリエット・コルヴェールのバローロは、ワイナリーを財団から買い取ったピエトロ・アッボーナへと受け継がれます。
そこから5世代にわたりアッボーナ家はワインビジネスを続けてきました。
今日ではアンナとエルネストが二人の子供、ヴァレンティーナとダヴィデと共に、伝統と革新をどのように同居させるか、という課題のもと、昔ながらの製法を守りつつ一部は現代的な手法を取り入れ、最もオーセンティックで、最も”メイド・イン・イタリー”なバローロを生産しています。
バローロでも秀逸で有名な「カンヌービ」「コスティ・ディ・ローゼ」などの単一畑を所有しており、現在バローロ新世代の旗手として注目を浴びているルチアーノ・サンドローネ氏も、このマルケージ・ディ・バローロで研鑽を積んだそうです。
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