ドメーヌ・ロベール・ロット アルザス ミッテルブルク ゲヴェルツトラミネール 2020
フランス・アルザス地方のゲヴェルツトラミネール葡萄からつくられた白ワイン。ロベール・ロットは、アルザスワイン街道の南端に位置するスルツ村の家族経営のドメーヌ、ミッテルブルクは、ロット家が 19 世紀以前から所有する特別な畑です。
ワインは、スモーキーでシナモンを思わせる甘いスパイスのアロマ、ライチや薔薇の花を思わせる華やかさが感じられます。パワフルで集約のある口当たり、濃縮感のある果実味と複雑で奥行きのあら味わい、ほどよい酸味がバランスよく、やや辛口に仕上がっています。
ワイン概要
生産地 :フランス アルザス地方 ミッテルブルク
生産者 :ロベール・ロット
収穫年度 :2020
品種 :ゲヴェルツトラミネール
栽培 :ビオロジック
認証 :エコセール
容量 :750ml
タイプ :白/辛口タイプ
ワイン&ワイナリー情報
ワイナリーとつくり手
ドメーヌ ロベール ロットは、アルザスワイン街道の南端に位置するスルツ村の家族経営のドメーヌです。
現在は、1992 年生まれのヴィクトール ロットが、4 代目としてワイナリーを引き継いでいます。ヴィクトールは醸造学を学び、地元のアルザス(ツィント フンブレヒト)、そしてシャンパーニュ(ルイ ロデレール)、トスカーナ、オレゴン、スイスなどで様々な経験を積んだ後、2017 年にドメーヌに戻りました。
所有する畑 21ha です。先代の父と叔父の代からオーガニック栽培に転換を進め、2016 年にすべての畑を転換、2019 年にエコセールの認証を取得しました。2017VT からは、必要最小限の SO2 を除き、酵素や酵母などの醸造上の添加物を使用せず、人的介入の少ないワイン造りを行なっています。
ロベール ロットでは、テロワールの本質を引き出すには、厳格かつ責任を持った畑の管理が必要だと考えています。葡萄樹とそのバランス、生育サイクル、そして環境に配慮した栽培を行っています。約 60 に分かれた区画のすべてにおいて、常に綿密な観察を行いながら作業を行います。栽培には化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用していません。病害対策にはボルドー液、また肥料にはオーガニックのコンポストを使用しています。除草剤を使うかわりに土を耕します。耕すことで土が圧縮するのも防いでいます。これにより土壌が活性化し、畑周辺の生物環境を守り、環境への影響が少なくなります。
「ワイン造りで一番重要なのは畑仕事です。ワインの品質は、畑で 99%決まります。畑の時点での葡萄のクオリティを 100%キープすることが重要です。畑で良い仕事をして、完璧に熟した葡萄を得ることができれば、セラーではほとんどやることはありません。葡萄の品質を落とさないよう、ミスをしないようにするだけで良いワインが出来ます」とヴィクトールは語ります。
ミッテルブルク/Mittelbourg ― 畑
ロット家が 19 世紀以前から所有する特別な畑です。スルツの町とヴォージュ山脈の間に挟まれており、ドイツ語のミッテルベルク(真ん中の丘)に由来するとされています。
ヴォージュ山脈の麓にあるこの丘は、標高 360m のドーム型をしています。傾斜は急なところでは 45%にも達します。アルザス平野、黒い森、ベルナーアルプスに面し、スルツの町を見下ろすようです。南向きのため特に日当たりの良いテロワールです。
このエリアの特徴は、下層土の性質にあります。2 つの地質学的断層に囲まれたこの地は、リンバック渓谷で唯一の石灰岩の地層です。これは、漸新世(3500 万年前)に形成された石灰岩の礫岩です。また、ジュラ紀(1 億 5 千万年前)に形成された硬く古い石灰岩や、ミッテルブルクに隣接する砂岩群に由来すると思われるピンク色の砂岩もあります。石灰質砂岩の土壌は軽く、石ころだらけで、非常に浅いです。石灰岩の岩盤に達するまで 30~50cm あり、葡萄はただでさえ少ない水分を得るために、岩盤の隙間に根を張らなければなりません。酸化鉄が多く含まれているため、土壌は赤い黄土色をしています。
葡萄は1971年に植樹したもので、収量は35hL/haです。このワインはミッテルブルクの丘の頂上(標高は平均で370m)にある最も日当たりの良い畑で育つ樹齢の古い葡萄だけを使っています。
醸造とワインのスタイル
9月中旬に収穫した葡萄は空気圧プレスで6時間かけてゆっくりと圧搾します。発酵は野生酵母により偶発的に始まります。アルコール発酵とマロラクティック発酵はフードルで行います。澱はほとんど取り除かず、同じフードルで翌年の8月末まで熟成させます。スモーキーでシナモンを思わせる甘いスパイスのアロマが感じられます。パワフルで集約のある口当たり、非常にバランスのとれた辛口に仕上がっています。
インポーター資料より