クリスチャン・ビネール
アルザス ゲヴュルツトラミネール
セレクション・ド・グラン・ノーブル 2011
2011年の美しい貴腐葡萄から生まれた、ビネールの特別な甘口ワイン
朝は葡萄畑が露に包まれ、日中になると季節外れともいえる暖かく乾燥した空気に変わる。
2011年の秋は、貴腐菌が葡萄に美しく付着するための条件に恵まれた年でした。
クリスチャン・ビネールは、その貴腐葡萄を11月上旬まで待って収穫。
アルザスのグラン・クリュ「ケフェルコフ」とリューディ「Bildstoecklé」で育ったゲヴュルツトラミネールから造られた、セレクション・ド・グラン・ノーブルです。
収穫から15年。
若い甘口ワインにはない熟成による複雑さも期待できる、ビネールの貴重なバックヴィンテージです。
セレクション・ド・グラン・ノーブルとは
「Sélection de Grains Nobles(セレクション・ド・グラン・ノーブル)」、略してSGN。
アルザスで造られる特別な甘口ワインです。
十分に熟した葡萄に貴腐菌が付着すると、果実から水分が失われ、糖分や酸、香りなどが凝縮していきます。
そこから選び抜いた葡萄を用いて造られるのが、セレクション・ド・グラン・ノーブル。
単純に「甘いワイン」なのではありません。
凝縮した果実の甘みと酸味、貴腐葡萄特有の複雑な香りが重なって生まれる、非常に豊かな味わいが魅力です。
ビネールの2011年は残糖81.1g/L。
豊かな甘みを持ちながら、ゲヴュルツトラミネールならではの華やかな香りと、長い余韻をゆっくり楽しんでいただきたい一本です。
グラン・クリュ「ケフェルコフ」の葡萄も使用
このワインには、グラン・クリュ「ケフェルコフ」とリューディ「Bildstoecklé」で収穫されたゲヴュルツトラミネールが使われています。
ケフェルコフは、クリスチャン・ビネールの本拠地アンメルシュヴィールを代表する畑のひとつ。
花崗岩や石灰などが複雑に入り混じる土地で、ゲヴュルツトラミネールに豊かな香りだけではない奥行きを与えます。
華やかな香りを持つゲヴュルツトラミネール。
貴腐による凝縮。
そして優れた畑。
それぞれの要素が重なって、この特別な甘口ワインが生まれています。
100年以上使われてきたフードルで、ゆっくり発酵・熟成
11月上旬、貴腐菌が美しく付着したゲヴュルツトラミネールを収穫。
葡萄をプレスした後、自生酵母によって自然に発酵させます。
使われるのは、100年以上にわたってビネール家で使い続けられてきた大樽「フードル」。
そこで11か月間、ゆっくりと発酵・熟成されました。
新しい樽の香りをワインにつけるのではなく、長い年月使い込まれたフードルの中で、葡萄そのものが持つ香りや味わいを引き出していく。
1770年からワイン造りを続けてきたビネールだからこその醸造です。
1770年から続く、クリスチャン・ビネール
クリスチャン・ビネールは、アルザス地方コルマールのすぐ北、アンメルシュヴィール村で1770年からワイン造りを続ける家族経営のドメーヌです。
現在所有する畑は約11ha。
決して大きな生産者ではありません。
収穫は手摘みで行い、家族の目が届く範囲の畑を大切に守っています。
化学肥料が広く使われるようになった時代にも、ビネール家はその流れに迎合せず、農薬や化学肥料に頼らない農業を続けてきました。
現在の言葉でいえば「自然派」ですが、彼らにとっては流行として始めたものではありません。
昔から続けてきた農業を、今も続けている。
その積み重ねが、現在のクリスチャン・ビネールのワインにつながっています。
古いワインを大切に残すビネールだからこその、2011年
ビネールのカーヴには、数多くの古いヴィンテージが今も残されています。
あまりにも多くのワインが眠っているため、それぞれの保管場所をカーヴの地図で管理しているほどです。
インポーターの新井順子さんがビネールを訪問した際、カーヴで偶然1955年のリースリングを発見。
珍しいヴィンテージなので譲ってほしいと申し出たところ、ビネールは液面が下がっていることを理由に販売を断ったそうです。
古いというだけでワインを販売するのではなく、状態に納得できるものを届ける。
長い年月、ワインを熟成させてきたビネール家の姿勢を感じるエピソードです。
今回の2011年も、そんなビネールのカーヴで時間を重ねてきた一本です。
konishi1924がおすすめする理由
ゲヴュルツトラミネールは、ライチや薔薇などを思わせる華やかな香りで知られる葡萄です。
その葡萄が完熟し、さらに貴腐菌によって凝縮されたらどうなるのか。
そして、そのワインが15年という時間を重ねたら――。
このワインの面白さは、そこにあると思います。
若いゲヴュルツトラミネールのような華やかさだけではなく、熟成によって生まれる複雑さが加わっていることも期待できます。
甘口ワインは、食後に少し飲むだけでも十分に満足できます。
小さめのグラスにゆっくり注いで、香りを楽しみながら少しずつ。
デザートを用意する代わりに、このワインを開ける。
そんな楽しみ方をおすすめしたい、特別なアルザスの甘口ワインです。
こんな日におすすめです
食事の最後を、ゆっくり楽しみたい夜に
料理を食べ終え、少しだけチーズを残しておく。
小さなグラスにこのワインを注いで、もう少しだけ食卓を楽しむ。
そんな時間によく似合います。
一度にたくさん飲むワインではありません。
香りを楽しみながら少量ずつ、ゆっくり味わってみてください。
大切な記念日の最後の一杯に
2011年というヴィンテージにも意味があります。
2011年に結婚されたご夫婦の結婚記念日に。
2011年に会社を設立された方へのお祝いに。
その年から重ねてきた時間とともに楽しむ一本としてもおすすめです。
何と合わせる?
まずおすすめしたいのは、熟成したチーズです。
ブルーチーズやウォッシュタイプなど、塩味や旨味の強いチーズと、貴腐ワインの濃密な甘みは美しいコントラストを生みます。
フォアグラなどの濃厚な料理にも。
また、食事に合わせず、ワインだけをデザートとして楽しむのもおすすめです。
甘いデザートと合わせる場合は、デザートの甘さがワインを上回らないよう、シンプルなものを選ぶとよいでしょう。
よくあるご質問
とても甘いワインですか?
残糖は81.1g/Lあり、しっかりとした甘みを持つワインです。
ただしセレクション・ド・グラン・ノーブルの魅力は、糖分の甘さだけではありません。
貴腐によって凝縮された果実の風味、酸味、ゲヴュルツトラミネールの芳香、熟成による複雑さを一緒に楽しむワインです。
どのくらいの温度で飲めばよいですか?
冷やしてお楽しみください。
ただし、冷やしすぎるとせっかくの複雑な香りが感じにくくなります。
最初は少し低めの温度から始め、グラスの中で温度が上がるにつれて変化していく香りを楽しむのがおすすめです。
一度に飲み切る必要がありますか?
甘口ワインは、辛口ワインに比べて開栓後も比較的ゆっくり楽しむことができます。
一度に飲み切ろうとせず、食後に少量ずつ楽しむのもよいでしょう。
開栓後は栓をして冷蔵庫で保管してください。
贈り物にもおすすめですか?
はい。
2011年に結婚された方の結婚記念日や、会社設立など2011年に大切な出来事があった方への贈り物にもおすすめです。
一般的な2011年ヴィンテージワインとは少し違う、貴腐葡萄から造られた特別な一本という点も贈り物としての魅力です。
「konishi1924」は大切な記念日に寄り添います。
結婚記念日に乾杯したい…
会社の創立記念日をお祝いしたい…
生まれ年のワインを贈りだい…
誕生日に愛する人と、食事の席を飾りたい…
時の流れと美味しいワインをぜひお楽しみください。
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ワイン概要
生産地:フランス アルザス
生産者:クリスチャン・ビネール
収穫年度:2011年
品種:ゲヴュルツトラミネール100%
タイプ:白・甘口
栽培:ビオディナミ
認証:エコセール
土壌:花崗岩、石灰
収穫:手摘み、11月上旬
醸造:貴腐菌が付着した葡萄をプレス、自生酵母による発酵
発酵・熟成:100年以上のフードルで11か月
残糖:81.1g/L
SO2:トータル58mg/L
アルコール度数:13.5%
容量:750ml