クリスチャン・ビネール
Alsace — アルザス、ビネールという造り手
1770年から続く自然なワイン造り




― 自然派という言葉が生まれる、ずっと前から。

クリスチャン・ビネールのワインには、 一度飲むと記憶に残るものがあります。
華やかな香り。
豊かな果実味と、きれいな酸。
口に含んだときの厚みと、
ゆっくりと続く余韻。

そして、時間とともに
少しずつ変わっていく表情。

アルザス地方、コルマールのすぐ北にあるアンメルシュヴィール村。
この地で1770年からワインを造り続けているのが、クリスチャン・ビネールです。

現在でこそ、農薬や化学肥料に頼らず、自然な方法で葡萄を育てる生産者は広く知られるようになりました。

けれど、ビネール家がその農業を続けてきた歴史は、それよりもずっと古いものです。 化学肥料が新しい農業として歓迎されていた時代にも、その流れに乗ることなく、昔ながらの農業を守り続けました。
流行だから「自然派」になったのではありません。
自分たちが正しいと思う農業を続けてきたら、時代の方がビネールに追いついてきた。
そんな造り手です。

今回konishi1924では、ピノ・ノワールからオレンジワイン、グラン・クリュ、そして15年という時間を重ねた甘口ワインまで、様々なクリスチャン・ビネールのワインをご紹介します。

同じ造り手でありながら、驚くほど表情の異なるワイン。
ビネールの世界を、ゆっくり辿ってみてください。

クリスチャン・ビネール

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自然派という言葉が生まれる前から、自然だった

フランス・アルザス地方、コルマールのすぐ北にあるアンメルシュヴィール村。

この地で1770年からワインを造り続けているのが、クリスチャン・ビネールです。

現在でこそ、農薬や化学肥料に頼らず、自然な方法で葡萄を育てる生産者は広く知られるようになりました。

しかし、ビネール家がその農業を続けてきた歴史は、それよりもずっと古いものです。

化学肥料が新しい農業としてもてはやされた時代にも、その流れに迎合することなく、農薬や化学肥料に頼らない農業を守り続けてきました。

流行として「自然派」になったのではありません。

自分たちがよいと考える農業を、世代を超えて続けてきた。

それが、クリスチャン・ビネールという造り手です。



家族の手が届く、11haの畑

ビネール家が所有する畑は約11ha。

決して大きなドメーヌではありません。

葡萄は手摘みで収穫。

家族の手で大切に管理できる規模を守りながら、土壌や葡萄と向き合ってきました。

醸造でも、自生酵母による発酵、必要最小限のSO₂、無濾過・無清澄、そして100年以上使い続けてきたフードルなど、それぞれのワインに合わせた自然な方法が選ばれています。

ビネールが大切にしているのは、決められたスタイルのワインを毎年造ることではありません。

その年、その畑、その葡萄が持っているものを見ながら、ワイン自身が向かおうとする方向へ導いていくこと。

だからこそ、ビネールのワインは一つひとつ表情が違います。

赤、白、オレンジ、甘口。

同じ造り手から、驚くほど多彩なワインが生まれています。



100年以上のフードルと、ワインを待つ時間

ご紹介しているワインの中にも、ビネール家で100年以上使い続けられてきた大樽「フードル」で発酵・熟成されたワインがあります。

新しい樽の香りをワインにつけるためではありません。

長い年月使い込まれたフードルの中で、葡萄が持っているものをゆっくりワインへと変えていきます。

そして、もうひとつ。

ビネールのワイン造りを知るうえで大切なのが、「時間を急がない」ということです。


ご紹介しているワインも、2023年の若いピノ・ノワールから、2018年、2017年、そして約15年の時を重ねた2011年まで。

若いワインだけでは見えてこないビネールの魅力を、時間の違いからも楽しんでいただけます。

ビネールのカーヴには、「時間」が眠っている。

ビネールのカーヴには、数多くの古いヴィンテージが大切に残されています。

その数は、それぞれのワインがどこに保管されているのか、カーヴの地図を使って管理するほど。

インポーターの新井順子さんがビネールを訪問した際、カーヴを歩いていると偶然、1955年のリースリングを見つけたことがあったそうです。

珍しいヴィンテージだったため、

「譲ってもらえませんか」

と尋ねたところ、ビネール氏はボトルを見せながら、販売を断りました。

理由は、液面が下がっていたから。

古いワインだから、それだけで価値があるわけではない。

良い状態で時間を重ねてこそ、飲み手へ届けることができる。

長い年月、ワインをカーヴで熟成させてきたビネール家の品質に対する姿勢が伝わってくるエピソードです。



ビネールを知るなら、ケフェルコフを知る
アンメルシュヴィール村を囲むように広がる、グラン・クリュ「ケフェルコフ」。

花崗岩、石灰岩、砂岩など異なる土壌が複雑に存在するこの土地では、古くから複数品種を組み合わせてワインを造る文化があります。

「アルザスのグラン・クリュ=単一品種」というイメージだけでは語れない畑です。

ビネールにとってケフェルコフは、単なる有名畑ではありません。

家族が長く向き合ってきた、自分たちの土地そのものです。



三つの品種で表現する、グラン・クリュ



クリスチャン・ビネール
アルザス グラン・クリュ ケフェルコフ 2017
750ml
税込価格 7,700円
会員価格 7,150円
白・辛口


ゲヴュルツトラミネールを主体に、リースリング、ミュスカをアッサンブラージュ。

100年のフードルで24か月発酵・熟成し、無濾過・無清澄で瓶詰めされています。

洋梨のコンポート、白桃、ネクタリン、トロピカルフルーツ。

完熟した葡萄を思わせる豊かな味わいに、たっぷりとしたエキス感。

ボリュームがありながら、味わいは単調にならず、奥行きと旨味がゆっくり広がります。
「クリスチャン・ビネールのケフェルコフとは?」
その答えを知るために、まず飲んでいただきたい一本です。

詳細・購入はこちらから



貴腐葡萄から生まれた、もうひとつのケフェルコフ



クリスチャン・ビネール
アルザス ゲヴュルツトラミネール
グラン・クリュ ケフェルコフ  ヴァンダンジュ・タルディブ 2018
750ml 税込価格 11,000円
会員価格 10,220円
白・甘口

同じケフェルコフでも、こちらはまったく違う表情です。

貴腐菌が付いた遅摘みのゲヴュルツトラミネールを使用。

100年以上の古いフードルで24か月発酵・熟成し、SO₂無添加で瓶詰めされました。
黄金色で、しっかりとした粘性。
メープルシロップやコンポート、ターメリックを思わせる複雑な香り。

豊かな甘みの中に旨味があり、やさしいほろ苦さがワイン全体を引き締めます。

余韻は長く、ゆっくりと続いていきます。

残糖59.8g/L。

甘さだけでは語れない、香り、旨味、苦味が重なり合うゲヴュルツトラミネールです。

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伝統的な混醸が生む、ケフェルコフのオレンジワイン



クリスチャン・ビネール
アルザス ル・スカラベ スキンタッチ 2018
750ml
税込価格 7,150円
会員価格 6,640円
オレンジ・辛口


グラン・クリュ「ケフェルコフ」の葡萄から造られるオレンジワイン。

ゲヴュルツトラミネール60%、リースリング30%、ミュスカ10%。

お祖父様の時代から伝わる混醸スタイルで、異なる品種を同時に収穫。

すべて一緒に全房で2週間醸した後にプレスし、木樽で24か月発酵・熟成しています。

黄金を帯びたオレンジ色。

金木犀、トロピカルフルーツ、オレンジを思わせる華やかな香り。

エキスが詰まったしっかりとした味わいで、旨味が余韻までたっぷりと続きます。

詳細・購入はこちらから



konishi1924がクリスチャン・ビネールをおすすめする理由

私たちがビネールに惹かれるのは、「自然派ワインだから」という理由だけではありません。


グラスから立ち上がる華やかな香り。
しっかりとした果実味。

それを支える酸味やほろ苦さ。
そして、飲んでいるうちに少しずつ変わっていく表情。

ビネールのワインには、一度飲むと記憶に残るものがあります。

さらに今回の7本には、2023年の若いワインから2011年の熟成した甘口までがあります。

若いワインには、生命力にあふれた美味しさ。

時間を重ねたワインには、果実が落ち着き、複雑さをまとった美味しさ。

その両方を同じ造り手で体験できることも、konishi1924 のラインナップの面白さです。

1770年から続くビネール家のワイン造り。
その長い歴史のほんの一部ですが、ボトルから感じていただければと思います。

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