昨日続いて「ラ・メゾン・ロマネ・オロンシオ ジュヴレ・シャンベルタン」の話。
前回は主にジュヴレイ・シャンベルタンについて紹介させていただいた。
ワインの作り手さんについても書きたかったのだが長くなってしまうのでやめたのだが、
いつものようにワイン情報サイトを見ていると最新の「ラ・メゾン・ロマネ・オロンシオ」の記事が出ているではないか。偶然でちょっとびっくり!
オロンス・ベレール氏が来日していたようだ、記事の内容をシェアしたい!
以下、一部抜粋。
オロンス・ド・ベレール夫妻
深遠なる哲学に基づいて全房発酵100%で透明感あふれる自然派ワインを造る「ラ・メゾン・ロマネ・オロンシオ」(La Maison Romane Oroncio)の当主オロンス・ド・ベレールが来日した。2024年のメイユール・ヴァン・ド・フランスで1つ星に昇格した新星の2020と2021年を試飲した、
オロンスは1990年代、フランスを代表するワイン雑誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」の広告担当者として、ブルゴーニュ、ジュラ、シャンパーニュ、ロワールなどを仕事で回っていた。評論家ミシェル・ベタンヌに、メゾン・ルロワのロマネ・サン・ヴィヴァン1978を飲ませてもらい、ブルゴーニュでのワイン造りを決意する。
馬の耕作人を経てメゾンを創設
純粋でうまみの乗った味わい
2004年にパリを離れて、ブルゴーニュで馬の耕作をする会社を興した。コント・ラフォン、ドメーヌ・デ・ランブレイ、ティヴォー・リジェ・ベレールらが顧客だった。ボーヌの醸造学校でディプロマを取得し、シャンドン・ド・ブリアイユ、コント・アルマンなどでビオディナミの重要性を学んだ。
ヴォーヌ・ロマネの古いセラー、メゾン・ロマネを購入して、2005年からワイン造りを始めた。交流のあったドメーヌから、オーガニックやビオディナミのブドウを購入して30を超す畑からワインを造っている。現在はニュイ・サン・ジョルジュの中心の広いセラーに移転している。
亜硫酸の添加量を極限まで減らし、全房発酵100%のピノ・ノワールにこだわっている。
「温暖化に対抗して、生き生きしたワインを造るには全房発酵しかないと確信している。酸化的なタッチが出やすいが、欠点ではない。塩味が出て、バランスが良くなる。発酵温度がゆっくりと上がり、様々な野生酵母が活動してワインが複雑味を帯びる」
出来上がる赤ワインは純粋で、のどをするすると滑り落ちる。色は淡くてシームレス、透明感にあふれている。精妙でうまみと塩味を帯びている。身も心も癒やされる。
暑くて乾燥した2020と冷涼で雨の多かった2021を試飲した。2020の熟度とエネルギーが一般的には評価されるだろうが、困難な2021年に成功したワインのフィネスとエレガンスに魅了された。
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「ラ・メゾン・ロマネ・オロンシオ ジュブレ・シャンベルタン・ラ・ジュスティス 2020」(La Maison Romane Oroncio Gevrey Chambertin La Justice 2020)は樹齢45年以上の樹から。筋肉質で、骨格が太く、鉄っぽいニュアンス。レッドチェリー、ダークラズベリー、グリップのあるタンニン、コンブ・ド・ラヴォーの影響を感じさせるフレッシュ感があり、スケールが大きい。「ほかのワインが室内楽だとしたらこれはオーケストラ」とオロンシオ。
以上、WINE REPORT 2024/02/26 の記事より
昨日、紹介した「ジュブレ・シャンベルタン・ラ・ジュスティス」、2020年の試飲コメントも載っていた。つながりってことで追加。
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