今回もナチュラルワインのご紹介。
フランスの自然派ワインを好まれる人たちの間で絶大な人気を誇るブルノ・デュシェンのワイン、「ティテ」はリリースされてすぐに楽しめる若のみタイプ。
その美味しさは癖になるようでついつい開けてしまうほどなのだ。
「今!」 皆さんにぜひとも飲んでいただきたい、こちらでシェアさせてくださいな。


ティテ2023 がリリースされたのは昨年の12月、konishi1924 には12月14日に入荷、15日にテイスティング、その時のコメントを以前のブログで書いている。
まずはこちらを読んでいただきたい。


いつもワインが入荷してくるとワクワクします。
試飲会などでテイスティングして良いと感じたワインを注文し、それが届く訳です。
お客様にぜひとも飲んでいただきたいワインが届くので気分が上がるのでしょうね。

昨日は特に楽しみにしていたワインがやってきました。
昨年からリリースされたワインです。
ご縁があって、嬉しいことに今年は konishi1924 でも販売できる運びとなりました。

ブルノ・デュシェン 
ティテ 2023


ブルノ・デュシェンはナチュラルワインの好きな人、そうでないワインラバーからも「バニュルスの巨星」と言われる名うての生産者です。「バニュルス」は地中海に面したルーション地方にあり、スペイン国境まであと4キロあまりの町です。ここは、バニュルス・シュール・メール = 海の上の町バニュルスと言われ、地中海の美しさを間近に感じることのができます。この町の周辺、遠目には荒れ果てた険しい山々に、点々とブドウ畑が広がっています。

ブルノが前から造りたかったという新酒、グルナッシュ100%、昨年に続き2年目となるわけですが、味わいはいかがでしょうか、テイスティングしてみました。

美しい少し青みががった紫色をしています。
濁っている訳ではありませんが透き通っているかというと否です。

グラスに注ぐとあまーい香りがふんわりと優しく立ち上がってきます。
ストロベリーやラズベリーの果実、ダイレクトに果実というより甘さのあるお菓子に近いようです、例えば、マカロン。

口にしてみると、少しガスを感じます、新鮮さからくる心地よいものです。
味わいは辛口スタイルなのですが、甘酸っぱいという第一印象、葡萄のエキスが凝縮していてそれに綺麗な酸味が寄り添っている感じです。
ストロベリーやラズベリー、アセロラなどの風味が心地よく、最後に少しシナモンのようなニュアンスを感じました。
新酒なので複雑さはありません、フレッシュでピュアな果実味がなんとも心地よく、軽やかな美味しさが印象的です。

フランスでも南でつくられているワインなのにこの綺麗な酸味はなんなんだろう・・・

果実味と酸味のバランスが絶妙でチャーミング、とにかく美味しいのです。
畑の標高が高いのだろうということは分かるのですが、酸味が本当に美しい。

そしてバランスは「つくりの上手さ」が秀でているからこそのもの。
うまい、うますぎる・・・、1人で味わいながら熱くなっていました。

この辺りがブルノの人気の秘密なんでしょうね

先日、ナチュラルワインの試飲会でこのワインを日本に紹介している、オデュールの石原順子さんにお会いして話しました。
その時は入荷が12月に入ってからとしか情報がなかったので、「ワインは12月のいつ頃? 1月に入ってからの入荷になりそう?」と尋ねると、「私はぜひクリスマスやお正月に楽しんでで欲しいの、14日には届くはずよ。」と即答でした。
ブルノのワインは本当に人気でインポーターさんの割り当てになっています、私もなかなか口にすることが出来ません。クリスマスやお正月だけ楽しむのはもったいない、少し本数を確保して春先くらいまでのんびり楽しみたいなと思っています。
ワインの楽しみ方は人それぞれ、新酒に対する思いも色々ありますね。


さて、この後のこと。
自分用にと六本ほど確保、最初の一本は先のテイスティングに。
二本目を数日後に開けてしまい、するりするりと飲んでしまった、美味しさが後を引くワインらしい。
三本目はクリスマスに実家で…、母はフレッシュなボジョレー・ヌーボーが好きな人であるからぜひ飲んで欲しかったのだ。ハーブを使った味付けのローストしたチキンと合わせる。
よい感じの相性、母は普段はグラスに少量の一杯だけなのだが、二杯目を所望、妹にも大好評、あっという間にボトルは空になりましたとさ。

そして一ヶ月ほどたった昨日、またどうしても飲みたくなり開けてみると
さらに美味しくなった・・・気がする。
人の記憶はあいまいなもの。
上記のテイスティングコメントを参考に変化して点は、

酸味が果実味と調和してフレッシュさをキープしつつ優しい味わいに
心地よい甘酸っぱい美味しさはそのまま
後口に「コカ」を思わせる風味を感じる

飲みたくて開けたので「美味しい」は当たり前、ワインが落ち着いてきた印象かな。
以前もスパイスの風味が後味に感じたけれど、今回は「コカ」。
色々なワインを味わうも「コカ」を感じた記憶はあまりなく、何度も飲みたくなるのはこの辺りが魅力なのかなと。

彼女の真の初ヴィンテージは2018ですが、Piri(ピリ)として初めて商業ベースに載せてのリリースは2019が初となります。今回紹介しているワインは2021ヴィンテージ、三度目のリリースワイン。

今回しっかりと味わってみると、かなりワイン造りが上手いのが分かる、白もロゼも含めて追いかけてみたい、今後もこうご期待のワイン間違いなし!




※ ワインのコメントは十人十色、味わいの感じ方は人により異なりますのであくまでも参考程度にご覧ください。




ご紹介しましたワインは ↓ こちらから購入可能です。
ブルノ・デュシェン ティテ 2023



本日も読んでいただきましてありがとうございました。
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