- 1 シャンパン?シャンペン?シャンパーニュ?
- 2 シャンパーニュとは
- 3 シャンパーニュ地方と都市
- 4 シャンパーニュの気候風土
- 5 シャンパーニュの特徴
- 6 ぶどう品種について
- 7 シャンパーニュの主な産地
- 8 シャンパーニュの種類とラベル表記
- 8.1 ランク
- 8.2 製法
- 8.3 味わい・甘辛度
- 8.4 生産者の業態とその略号・アルファベット二文字の表記
- 8.4.1 NM Négociant-Manipulannt ネゴシアン・マニュピュラン
- 8.4.2 RM Récoltant Manipulant レコルタン・マニピュラン
- 8.4.3 CM Cooperative de Manipulantion コーペラティヴ・ド・マニピュラシオン
- 8.4.4 RC Récoltant Cooperateur レコルタン・コーペラテュール
- 8.4.5 SR Societe de Récoltants ソシエテ・ド・レコルタン
- 8.4.6 ND Negociant Distributeur ネゴシアン・ディストリビュテュール
- 8.4.7 MA Marque d’Acheteur マルク・ダシュテール
- 9 konishi1924のおすすめシャンパーニュ
- 10 その他
シャンパン?シャンペン?シャンパーニュ?
「シャンパン」「シャンペン」「シャンパーニュ」
どの呼び方が正解なの? よく聞かれる質問です。
呼び方はいくつかありますが、どれも間違いではありません。
「Champagne」というフランス語のつづりをどう読むかの違いです。日本では「シャンパン」と呼ぶことが多く、英語の発音をカタカナであらわすと「シャンペイン」のようになり、「シャンペン」と聞こえるのでしょう。
フランス語の発音をカタカナに当てはめること自体が若干の無理があります。「シャンパン」でも「シャンパーニュ」でもどちらも正しいですし、シャンパンとシャンパーニュに違いはありません。「シャンペン」でもいいですが、若干のなつかしさを感じます。
ここではフランスの発音に近い「シャンパーニュ」で通していきたいと思います。
シャンパーニュとは
「シャンパーニュ」は土地の名前であり、この土地で造られる発泡性ワインの名称でもあります。
フランスのシャンパーニュ地方で造られる発泡性ワインは「シャンパーニュ」と呼ばれますが、この地方以外で造られる発泡性ワインや、他国の発泡性ワインをシャンパーニュと呼ぶことは出来ません。シャンパーニュは、ラベルに「Champagne」と表記することが義務づけられています。
シャンパーニュ地方と都市
シャンパーニュ地方は、パリから140kmほど東に位置する、フランスで最も有名な発泡性ワインの産地です。注目したいのは「ランス」と「エペルネ」という都市。
ランス
ランスは、「世界遺産」と「シャンパーニュ」で有名な大都市、パリ東駅からランス駅までTGV(高速鉄道)に乗れば45分ほどの距離です。
世界遺産は二つ、歴代フランス国王の戴冠式が行われ「ゴシック建築の傑作」と呼ばれる「ノートルダム大聖堂」と「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」(2015年登録)です。
世界遺産リストに登録されているランスのカーヴは、いずれも「サン・二ケーズの丘(Les Colline de Saint-Nicaise)」と呼ばれるエリアにあります。
カーヴ(地下蔵)は、「シャンパンの泡」が生まれる工程(ワイン用語「瓶内二次発酵」の工程)で、ボトルを保管・熟成させる場所。
カーヴは、かつて重要な建築資材だった「石灰岩」を採石した後に、数メートルの深さを持つ地下スペースを再利用したものです。
世界遺産リストに登録されているランスのカーヴは次のとおり。
ポメリー(Champagne Pommery)
ルイナール(Champagne Ruinart)
ヴーヴ・クリコ(Champagne Veuve Clicquot)
シャルル・エドシック(Champagne Charles Heidsieck)
テタンジェ(Champagne Taittinger)
マーテル(Champagne Martel)
エペルネ
エペルネはパリから電車で1時間20分の距離、「シャンパーニュの都」とも呼ばれ、世界遺産にも登録されている「シャンパーニュ通り」があります。
街の中心部、レピュブリック広場(Place de la République)から、シャンパーニュ通りを上るように進んで行けば、トップメーカー「モエ・エ・シャンドン」をはじめ、大手のシャンパーニュ生産者が現れます。
モエ・エ・シャンドン(Champagne Moët et Chandon)
ペリエ・ジュエ(Champagne Perrier Jouët)
ポル・ロジェ(Champagne Pol Roger)
ボワゼル(Champagne Boizel)
ド・ヴノージュ(Champagne de Venoge)
ド・カステランヌ(Champagne de Castellane)
メルシエ(Champagne Mercier)
シャンパーニュの気候風土
ランスの緯度は北緯49度、札幌(北緯43度)よりも、さらに北にあります。
シャンパーニュ地方はフランスのぶどう栽培地としてほぼ北限に位置し、年間平均気温は11度の冷涼な気候です。
寒冷なこの土地ですが大陸性気候と海洋性気候が混じり合い、とくに海洋性気候の影響を受けるので季節が穏やかにめぐりぶどうは十分な成熟を遂げます。一方、大陸性気候の影響が強い年には大きな霜害をもたらされることがあります。
日照時間が年平均1680時間と少なく、年間降水量は平均700mmです。温暖化が問題視される昨今ですが、ぶどうは綺麗な酸を保ったまま育ちます。
シャンパーニュ地方は、深い白亜のチョーク質土壌で知られ、コトー・ド・ブランとモンターニュ・ド・ランスの大部分でこの土壌が顕著にみられます。
こうした特別な気候風土から他の国では真似し得ない、独自の特徴をもつ発泡性ワインが出来上がります。繊細で複雑な味わいのシャンパーニュは、世界的に高い評価を得ています。
シャンパーニュの特徴
シャンパーニュのエチケット(ラベル)を見てみると、表記される地域名は「シャンパーニュ」のみで、他の生産地のような細かな地域の表示がありません。
シャンパーニュ地方では、シャンパーニュ生産者とぶどう栽培者は異なることが多く、 大手生産者のほとんどは、自社畑だけではなく農家からぶどうを買いつけてシャンパーニュをつくっています。
厳しい気候のシャンパーニュ地方では、安定した品質を保つため、多くの場合、複数のヴィンテージ、 複数の畑、3種類のぶどう品種のワインをブレンドしています。
上記のような要素を踏まえ地域名のみが表示されているのです。畑名や年号が入った特別のシャンパーニュについては後半で解説しています。
ぶどう品種について
シャンパーニュで栽培されている主なブドウ品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエの3品種です。
アルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリも使用が認められていますが、今回説明は省略させていただきます。(この4品種を合わせても全栽培面積の0.3%程度なため)
シャルドネ Chardonnay
世界中で栽培されている白ぶどう品種です。栽培される土地の個性や醸造方法の違いがワインに反映されやすい品種といわれています。
シャンパーニュには、ワインに繊細さと新鮮味を与え、長期の熟成を可能にします。
主に、コトー・デ・ブラン地区やコトー・ド・セザンヌ地区で栽培されています。主要三品種の中では栽培面積が一番小さく、シャンパーニュ地方全体の28%を占めます。
ピノ・ノワール Pinot Noir
世界的に人気のある黒ぶどう品種です。発芽が早い品種で冷涼な気候のシャンパーニュでは霜害や花ぶるいに逢いやすいリスクがあり、病気やウイルスなでの抵抗力も低いため栽培の難しい品種です。リスクを背負いながらも丁寧に育てると、華やかな香りを放ち、果実の豊かさと味わいのコクを感じさせてくれる高貴な品種です。
シャンパーニュには、ワインにボディと骨格をもたらします。
主に、モンターニュ・ド・ランス地区とコート・デ・バール地区で栽培されています。主要三品種の中では栽培面積が一番大きく、シャンパーニュ地方全体の39%を占めます。
ムニエ Meunier
フランスではシャンパーニュ地方以外ではみかけない品種です。
ドイツではシュヴァルツリースリングという名前で栽培されており、ドイツで栽培される黒ブドウ品種としては5番目(2011年統計)に多く栽培されている品種です。
オーストラリアでは、ヴィクトリア州で造られており、ワインはイチゴなどのベリーのアロマに、カカオやキノコなどの熟成香が感じられる味わいです。
葉の裏側が粉をまぶしたように見えることから、フランス語で粉屋を意味する「ムニエ(Meunier)」と呼ばれています。
果皮の色調は明るく、酸が強い方ですが、ピノ・ノワールと同等の糖度とアルコール度数を確保できる品種で、霜害に強い耐寒品種であるため、シャンパーニュ地方の気候に適しています。
また、発芽が遅くて熟成も早いことから収量も多く、シャンパンの安定的な供給をする上で欠かせない品種です。
シャンパーニュにフルーティーさとしなやかさを与えるといわれます。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のマルヌ川沿岸地域で多く栽培されています。
シャンパーニュの主な産地
シャンパーニュには主に大きく4つに分かれた地区があります。
北から「モンターニュ・ド・ランス」「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」「コート・デ・ブラン」「コート・ド・セザンヌ」「コート・デ・バール」です。
シャンパーニュ地方 地図
シャンパーニュ委員会より
モンターニュ・ド・ランス Montagne de Reims
一般的に十分なボディを持ちながら、エレガントな酸との調和によってバランスに優れたワインを多く産出する地区です。ピノ・ノワールの優良な産地としても知られています。9つのグラン・クリュ(特級)の村を持ち、アンボネやブージィ、ヴェルズネイなど人気の高いエリアを数多く含んでいます。非発泡性ワイン「コトー・シャンプノワ」の産地としても有名です。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌ Vallée de la Marne
この地区を流れるマルヌ川に沿って長く東西に広がるエリアです。西に向かうと川を挟んで渓谷がそびえ、東側のアイ村から先には日照量の確保しやすい開けたエリアがあります。ムニエの生産が中心ですが、ランスやアイ村のあたりから東側では質の高いピノ・ノワールも収穫されます。グラン・クリュはアイとトゥール・シュル・マルヌのふたつがあります。
コート・デ・ブラン Côtes des Blancs
優れた石灰質・白亜の土壌から高品質で洗練されたシャルドネを産出するエリア。ここのシャルドネから生まれるワインは常にフレッシュでデリケート、エレガンスに溢れた仕上がりになります。6つのグラン・クリュがあり、アヴィーズ、クラマン、ル・メニル・シュル・オジェはここに含まれます。このエリアのシャルドネを使って素晴らしいブラン・ド・ブランが数多く造られています。
コート・デ・バール Côtes des Bar
白亜質のモンターニュ・ド・ランスとは異なり、土壌はキリメリジャンの泥灰岩土壌で、果実味のフレッシュなピノ・ノワールを産出する地区です。かつてはシャンパーニュ地方から除外されたり、第二地区の扱いを受けていましたが、現在は認められピノ・ノワールの供給地として、大手メゾンにとって欠かせない存在となっています。
シャンパーニュの種類とラベル表記
シャンパーニュは大きく分けてランク、品種と製法、甘辛度の3つで分類されます。
ここからはそれぞれ順番に解説していきます。
ランク
「ランク」はシャンパーニュの価格帯と密接な関係にあります。同じ生産者であればランクが高いほど良い原料をはじめ、時間やコストがかけられており、その分価格が高くなります。
今回はノン・ヴィンテージ、ヴィンテージ、プレステージの3つのカテゴリーに分けて解説します。
スタンダード(ノン・ヴィンテージ Non Vintage 英 ノン・ミレジメ Non Millésimé 仏)
シャンパーニュの各生産者の主力アイテムです。
複数の収穫年のワインをブレンドしてつくられます。生産者のスタイルが最も現れており、バランスに優れた味わいが特徴です。ボルドーやブルゴーニュなどの生産地と異なりラベルに年号の表記はありません。
厳しい気候のシャンパーニュでは毎年一定の品質を保つのが難しいため、過去に収穫したワインを取り置き、それらをブレンドして品質の安定化を図っています。
ヴィンテージ Vintage 英 Millésimé 仏
優良年や特徴的な都市につくられる、単一収穫年のシャンパーニュです。
ラベルに書かれた収穫年のブドウを100%用い、最低3年間の瓶内熟成を経て出荷されます。単一ヴィンテージならではの個性が楽しめるほか、長期熟成も可能です。
プレステージ(プレステージ・キュヴェ Prestige Cuvée 英 キュヴェ・プレスティージュ Cuvée Prestige 仏)
各生産者がその威信をかけてリリースするフラッグシップのシャンパーニュです。
その多くはヴィンテージであり、特に秀逸な収穫年が選ばれます。
グラン・クリュやプルミエ・クリュなど最高区画のぶどうを用いてつくられます。
明確な規定はありませんが、熟成期間はヴィンテージ・シャンパーニュよりも長く、10年以上の熟成を経たものも少なくありません。
製法
製法として、ロゼ、ブラン・ド・ブラン、ブラン・ド・ノワールの3種があります。
ロゼ Rose
淡いピンク色から赤ワインと間違えるほどの濃い色あいまで、ロゼ色の濃淡は生産者によりそれぞれです。発泡前のロゼワインはおおよそ次のような製法でつくられます。
・黒ぶどうを直接圧搾する方法
・黒ぶどうの果皮を一定時間果汁に漬け込み醸す方法、またはセニエ
セニエは、ロゼワインの製造に最も多く用いられる製法で、赤ワインの製造方法と似ていますが、アルコール発酵の途中で果汁だけを別のタンクに移して発酵を続けるのが特徴です。
・白ワインに適量の赤ワインをブレンドする方法
ブラン・ド・ブラン Blanc de Blancs
白ぶどうからつくられたシャンパーニュで、そのほとんどがシャルドネからつくられます。
ブラン・ド・ノワール Blanc de Noirs
黒ぶどうからつくられた白(ブラン)のシャンパーニュです。
ピノ・ノワールやムニエの色素は果皮にあるため、果皮の色が抽出されないよう圧搾し、果皮と果汁を分離してから発酵させます。
味わい・甘辛度
シャンパーニュは瓶内二次発酵の後、瓶口に集め滓を、デゴルジュマン(滓抜き)によって取り出し、目減りした分を糖分を加えたワイン(リキュール・デクスペディシオン)を使って補充します。
この作業は、辛口になっているワインの甘辛度を調整するもので、ドザージュ(糖分調整)と呼ばれます。
シャンパンの甘辛度を示す表示、残糖度について以下の通りです。
個人差がありますが一般的に、デゥーは甘口、ドゥミ・セックは中甘口、残糖度の最も低いエクストラ・ブリュットは極辛口と解釈されます。
デゥー Doux 50g/ℓ 以上
ドゥミ・セック Demi-Sec 32~50g/ℓ
セック Demi-Sec 17~32g/ℓ
エクストラ・ドライ Extra Dry 12~17g/ℓ
ブリュット Brut 12g/ℓ 未満
エクストラ・ブリュット Extra Brut 0~6g/ℓ
残糖 3g/ℓ 以下、または全く糖分を添加していないものは次のような表示も認められています。
ブリュット・ナチュール Brut Nature
パ・ドセ Pas Dosé
ドサージュ・ゼロ Dosage Zéro
市場での流通量でもっとも多いのは「ブリュット Brut」、少し甘さのあるシャンパーニュが欲しい場合は「ドゥミ・セック Demi-Sec」がよろしいかと存じます。
生産者の業態とその略号・アルファベット二文字の表記
先に「シャンパーニュの特徴」の箇所で、「シャンパーニュ地方では、シャンパーニュ生産者とぶどう栽培者は異なることが多く、 大手生産者のほとんどは、自社畑だけではなく農家(ぶどう栽培家)からぶどうを買いつけてシャンパーニュをつくっている」と書いています。
一方で、この地方のぶどう栽培家たちの中には、長年ワインを自ら醸造してきたつくり手もいます。この背景には、フランス人はつくり手から直接購入するのを好む傾向、国民性があるようです。
近年、こうした栽培家たちが非常に優れたシャンパーニュをつくり、輸出するという大変化が起こりました。日本にもその波は訪れています、「レコルタン・マニュプラン」略号でRM、聞いたこと、見たことはありませんか。
品質と供給の安定を考えてシャンパーニュをつくり出している大手の生産者、個性を大切にしぶどう栽培からシャンパーニュの製造に携わる生産者、業態は大きく異なります。シャンパーニュの生産者はこの業態に応じてCIVC(シャンパーニュ委員会)に登録されており、ラベルにはその略号が二文字のアルファベットで記載されています。
表記が小さく見づらいワインが多いのですが、シャンパーニュを選ぶときにどんな規模の生産者なのかが良く分かります。ぜひ、参考にしてみてください。
NM Négociant-Manipulannt ネゴシアン・マニュピュラン
モエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコ、フィリポナ、ボランジェなど、大手の生産者が該当します。
原料となるぶどうを農家などから購入し、シャンパーニュ製造を行っています。大手生産者自らも畑を所有しますが、それでは供給が賄いきれずぶどうを購入しているのが一般的です。
RM Récoltant Manipulant レコルタン・マニピュラン
自社畑で収穫したぶどうのみをもちいて、自らシャンパーニュを生産する栽培醸造家。現在、シャンパーニュ地方には多数存在し(4000件以上ともいわれ)増え続けています。土地の個性やつくり方の違いを前面に出した独創的なスタイル、また、新世代の台頭も著しく、シャンパーニュ生産者の中で最も注目を集める業態です。
CM Cooperative de Manipulantion コーペラティヴ・ド・マニピュラシオン
加盟する栽培農家が持ち込んだぶどうを原料として、醸造から販売までを行います。生産者共同組合のブランドでシャンパーニュ販売する業態です。
RC Récoltant Cooperateur レコルタン・コーペラテュール
醸造設備を持たない栽培農家が、共同組合にぶどうを持ち込んで醸造を委託します。相当量のシャンパーニュを買い取り、自身の銘柄でシャンパーニュを販売する業態です。
SR Societe de Récoltants ソシエテ・ド・レコルタン
栽培農家一族が、所有するぶどう畑で収穫された原料を用いて、醸造と販売を行う業態のシャンパーニュです。
ND Negociant Distributeur ネゴシアン・ディストリビュテュール
完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランド名を冠して販売する流通業者。
MA Marque d’Acheteur マルク・ダシュテール
大手スーパーマーケットや百貨店、ホテルやレストランなど、顧客のリクエストにより造られ、その名前を冠して販売されるシャンパーニュです。いわゆるプライベートブランドのシャンパーニュ。
konishi1924のおすすめシャンパーニュ
最後にkonishi1924のおすすめシャンパーニュをご案内します。
シャンパーニュ生産者の中で最も注目を集める業態「レコルタン・マニュピュラン」の中から厳選、個性あふれる美味しさのシャンパーニュをお楽しみいただけます。
J.M.セレック
シャンパーニュ ソレセンス
エクストラ・ブリュット NV
750ml 税込 9,130円 → 会員価格 8,490円(7%OFF)
「セレック」のシャンパンは、まずその泡の質感と、みずみずしいアロマに驚かされます。口当たりはやわらかく、甘みや酸味、樽熟成させたシャルドネの香味、ミネラルの旨味などが絶妙に溶け合わさって、しっとりと口の中に広がります。に余韻の長さも心に残るもので、絶品と呼べる水準に達している逸品です。
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ベルナール・ペルトワ
シャンパーニュ グラン・クリュ
ブラン・ド・ブラン ブリュット
ル・メニル・シュル・オジェ
750ml 税込 7,370円 → 会員価格 6,850円(7%OFF)
ベルナール・ペルトワ は、シャンパーニュ地方のル・メニル・シュル・オジェに10世代以上続く名門の生産者です。年間生産量1.7万から2万本というとりわけ小さな規模で、生産量のほとんどはヨーロッパのシャンパン愛好家1500人に毎年予約で完売してしまいます。小さな生産者ですから知られようがなかったのですが、間違いない素晴らしいシャンパーニュをつくり出す本物の生産者です。
香り高くエレガント味わいが好きな方におすすめのシャンパーニュ。
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ロベール・シャルルマーニュ
シャンパーニュ グラン・クリュ
ブラン・ド・ブラン ブリュット・レゼルヴ
ル・メニル・シュル・オジェ
750ml 税込 8,140円 → 会員価格 7,570円(7%OFF)
ロベール・シャルルマーニュは、ル・メニル・シュル・オジェ村に所在する生産者です。
この生産者が生み出す「ブラン・ド・ブラン」は、現代シャンパンの頂点のひとつであることに疑いの余地はないといわれます。日本で名前を聞かないのはなぜでしょう。
それは、2000人を超えるヨーロッパ中のシャンパン愛好家からの予約注文で常に完売状態であるためです。輸出できる量はありませんし、ワインメディアに出品されるはずもないためです。
シャンパーニュの「ブラン・ド・ブラン」がお好きな方はぜひ一度お試しいただければと思います。
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ポール・ローノワ
シャンパーニュ コンポジシオン♯3
グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン ブリュット
ル・メニル・シュル・オジェ
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ローノワ家は、ル・メニル・シュル・オジェ村に20世紀初頭から続くヴィニュロンの名家です。長らく同村の協同組合に加盟していましたが、2010年に家業を継承した4代目ジュリアン・ローノワは独立を決断。醸造設備の導入が完了した2015年、愛する息子さんの名を冠したRM「ポール・ローノワ」を設立しました。
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味わいは、まろやかでふくよかで旨味たっぷりの美味しさです。
ドサージュが控えめなのにまろやかな美味しさが感じられるのは、つくりの上手さといえましょう。ヴァン・ド・レゼルブと言う寝かせたワインの割合を48%ほどに高くし、瓶詰め後2年間の熟成期間を経ている丁寧で時間をかけた手間暇がなせるわざなのです。
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