目次

はじめに

長期の熟成期間を経た「ヴィンテージワイン」「古酒」「年代物ワイン」、現在はどのような味わいなのでしょうか。

美味しいのかな?
香りや味わいはどのようなものなのかな?
なんとも気になるところです。

そこで、色々なワインをテイスティングしてみました。

バックヴィンテージのワインは長期の熟成期間を経ていることから、そのワインが過去にどのように保存されてきたかにより品質が大きく異なります。

konishi1924で販売中のワインは、中野区新井の地で小売りを行っていた店舗の地下につくられた冷暗なセラーにて温度管理・湿度管理され、動かされることもなく大切に保管されてきました。また、ヴィンテージワインを仕入れる際には、蔵出しのワインを選ぶことを心がけております。

このページでは過去にテイスティングしたワインを集めています、ワイン選びの参考にしていただければ幸いです。結婚記念日に結婚した年のワインを楽しみたい、生まれた年のワインを飲んでみたい、会社の設立記念の年のワインを贈りたい、ワイン選びに迷った場合 konishi1924 にお気軽にご相談下さい。

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ドメーヌ・ド・ラ・コンブ ボーヌ オー・ルナール 2003 ー フランス / 赤ワイン

  
ドメーヌ・ド・ラ・コンブ
ボーヌ オー・ルナール 2003

テイスティング日時/2019年10月13日
テイスター/宮島宏枝

フランス、ブルゴーニュ地方、ボーヌ村の赤ワインです。

ボトルの栓を開けたと同時にラムレーズンのような甘くよい香りが広がります。

コルクの状態はよく、スーッと上がってきました。色は、茶色がかったガーネット、色調はやや薄いようです。

さて、グラスに鼻を近づけてみると…、ラムレーズンや干したイチジク、あんず、そしてドライチェリーなどのフルーツを思わせる香りが主体的に感じられます。

また、主体的な香りの陰に東洋系にスパイスやヨードの香りも、余韻は長く、ドライフラワー、例えば赤黒系の薔薇の花を連想させる香りが心地よく残ります。

味わいは滑らか、香りにあったニュアンスが味わいの中に感じられます。

黒いセミドライイチジクを思わせる果実の味わいとほのかな甘みが心地よく口のなかに広がります。

続いて、ソフトで柔らかい酸味が感じられます、この酸味は果実味に見事に溶け込んでおり、ワインの時の流れを感じさせてくれます。

渋みは、すでに果実味や酸味と一体になっていて突出ところはありません、陰でワイン全体を支えている感じです。

16年の時を経ています、ワインを開ける前は少し熟成が進み過ぎているかなとも想像していたのですが、想像は良い方に裏切られました、ヘタレたところは全くありません、香りの華やかさが十分に感じられ、まさに飲み頃な印象です。

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ベンジャミン・シルバー サンタ・バーバラ・カウンティ ヴィオニエ 2003 ー カリフォルニア / 白ワイン


ベンジャミン・シルバー
サンタ・バーバラ・カウンティ ヴィオニエ 2003
テイスティング日時/2019年10月21日
テイスター/宮島宏枝

アメリカ、カリフォルニア地方、サンタ・バーバラの白ワインです。辛口スタイル。

写真にもありますように、このワインのコルクは以外と長いのでありました。カリフォルニアワインの場合、15年以上瓶熟成しているとコルクの状態が悪く、どんなに丁寧に抜栓しても途中で切れてしまいます。ところがこのワインはコルクがキチンと抜けました、とても嬉しいことです。

色は、美しい黄金色をしています。

グラスに鼻を近づけてみると…、干したリンゴやあんず、パイナップル飴にべっこう飴を混ぜたような香り、コリアンダーなどのスパイスや鉱物を連想させるミネラルの要素、白い花の香り、例えるのなら、少し花弁の茶色くなったクチナシさらに、ポトフに入っているセロリなどとても複雑でなんともニュアンスに富んだ香りが楽しめます。

口当たりは心地よく滑らかで濃厚です。

熟成した厚みのある果実味と心地よい酸味が印象的、辛口スタイルですがその中にほのかな甘みも感じられます。

香りにあった要素が味わいの中に感じられプラス要素としてマロングラッセのような、いや、バニラと栗を混ぜたような風味も感じられます。

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エール・ダルジャン 2004 ー フランス / 白ワイン


エール・ダルジャン 2004
テイスティング日時/2019年10月23日
テイスター/宮島宏枝

フランス、ボルドー地方でシャトー・ムートン・ロートシルトがつくる辛口スタイルの白ワインです。

トパーズを思わせる黄褐色をしています。

熟成を思わせる甘い香りがスーッと立ち上がってきます。

干したあんずやリンゴ、干椎茸や白トリュフを思わせる香り、蜜蝋や蜂蜜の要素も感じられます。

色に茶色が見えたので飲み頃を過ぎてしまったのかと思いましたが元気です、熟成していて美味しい!

酸味はおだやか、厚みがあり深い味わい、どしっりとした骨格があり落ち着いた印象です。

ワイン単体で楽しむというよりお料理と合わせて美味しいワインです。お料理があった方が俄然美味しい!


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エジュラン・ジャイエ ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモード 2008 ー フランス / 赤ワイン

 
エジュラン・ジャイエ 
ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ダモード 2008
テイスティング日時/2019年11月2日
テイスター/宮島宏枝

フランス、ブルゴーニュ地方、ニュイ・サン・ジョルジュ村の赤ワインです。

コルクを抜くと同時にブランデーを思わせるなんとも良い香りが周辺に広がりました。

飲む前からワクワクします。グラスに注いでみると、茶色の少し見えるガーネット色をしています。

ほんのりと紹興酒の香り、干したアンズや椎茸を思わせる香りもします。

タバコや雨が降った次の日の公園の落ち葉の香りや鉄さびのようなニュアンスも感じられます。複雑で温かみにある香りです。

口に含んでみると香りにあったニュアンスが広がります、続いて時間がたつと、ほのかに果実味の甘さを感じます。酸味は心地のよいものでしっかり感じられ、続いて舌の先に渋みが残り、豊かで熟成した果実味が酸味と渋みを包み込むようです。

今飲んで本当に美味しいのですが、あと5~7年くらいは余裕で持つであろう、しっかりした骨格としなやかさを感じます。

「美味しい、幸せ…」という言葉が普通に出て来ました。デキャンタをすると、ワインが持つ香り、果実味の華やかさ、ふくよかさと甘さをより強く感じられるようです。

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ハインフリート・デクスハイマー アルツァイヤー・ ローテンフェルス ベーレン・アウスレーゼ 2003 ー ドイツ / 白ワイン

ハインフリート・デクスハイマー 
アルツァイヤー・ ローテンフェルス 
ベーレン・アウスレーゼ 2003
テイスティング日時/2020年1月25日
テイスター/宮島宏枝

ドイツ、ラインヘッセン地方の甘口、デザートワインです。

べっこう飴を思わせる黄褐色をしています。

複雑で心地よくうっとりする香りです、細かくいえば、クチナシ、薔薇、ドライのアンズ、白いドライのイチジク、リンゴ、かりん、紅茶、カモミールティー、などなどスパイスの要素も感じられます。

しっとりとしたとろみの感じられる口当たりのワインです。充分な甘さがあり素直に「おいしい」と感じられ自然と口角があがります。

ドイツワインらしい心地よい酸味があるので、ベタっとした甘さではありません。


ワイン単体でもデザートとして成り立ちます。


今回はアイスクリームとリンゴジャムを合わせました。

ワインのもつ酸味がリンゴジャムの酸味とよく合います、ワインを飲みこんだ後にカラメルのような心地よい苦みが残ります。
こんな苦みが楽しめるのは熟成したワインならではかもしれません。


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ニコラ・ジョリー サヴ二エール クロ・ド・ラ・クレー・ド・セラン 2003 ー フランス / 白ワイン

 
ニコラ・ジョリー
サヴ二エール クロ・ド・ラ・クレー・ド・セラン 2003

テイスティング日時/2020年2月20日
テイスター/宮島宏枝

フランス、ロワール地方、アンジュ・ソーミュール地区で、シュナン・ブランからつくられる、辛口スタイルの白ワインです。

コルク栓にソムリエナイフを刺し静かに上げるとそれだけで甘い香りがしてきました。

ワクワク♪

グラスに注いでみると、茶色が強い黄色、トパーズのような色をしています。

べっこう飴やカラメルのような甘く香ばしい香り、長い時間熟成させたカリン酒のような要素もも感じられます。

口に含んでみると香りにあったニュアンスはもとより、熟した洋ナシ、焼きリンゴ、蜜、パウンドケーキの風味もあるようです。

特筆すべきはミネラル感でしょうか、たっぷりの旨味にも通じます。時間がたつと、ほのかに果実味の甘さを感じます。

もともとはそれぞれの味わいは強かったであろう果実味と酸味、旨味成分は高い位置で一つにまとまりました。

丸く落ち着いた味わいです。

時の流れを感じさせてくれ、いい意味で枯れた印象。

「牡蠣のグラタン」と合わせてみました。牡蠣の旨味とワインの旨味がお互いを引き立てあって美味しいです。

そして、干しアンズを食べた後のような味わいが、余韻が残りました。こういうお楽しみはたまりませんね。  
     

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フレデリック・コサール  モルゴン 2002 ー フランス / 赤ワイン

  
フレデリック・コサール  モルゴン 2002
テイスティング日時/2020年4月8日
テイスター/宮島宏枝

フランス、ブルゴーニュ地方、ボジョレー地区、モルゴン村の赤ワインです。

グラスの淵にオレンジが見える赤紫色、想像していたより若々しい色をして少し驚きました。

グラスに注ぐと…私が感じるところのガメイ特有の乾いた植物、花のような香りが印象的です。黒いドライイチジクやレーズンのニュアンスも感じられます。

口に含むと…、辛口スタイルに造られたワインですがほのかな甘みを感じます。

なんとも心地よい熟した果実味、やわらかいまろやかな酸味、落ち着いた奥行きのある優しい渋みと続きます。「うまっ」もとい、美味しい! と思わずつぶやいてしまいました。

果実味の厚みがとんでもなく、とても濃い果汁が醸され、ワインになって熟成したのだと感じました。

2002年のこのワイン、思い返してみるに、私はリリースされた直後は正直言って美味しいとは思いませんでした。

周りの人たちは評価していましたが、私は同意できません、不思議でしょうがありませんでした。

でも、時間が解決してくれました、人によって飲み頃は違う事、私にはエイジングが必要なワインなワインだったのです。

「寝かせてみてよかったな」と思いました。熟しいの楽しみはこんなところにあるのですね。

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メリー・エドワーズ シャルドネ ロシアン・リヴァー・ヴァレー オリベットレーン 2010 ー カリフォルニア / 白ワイン

   
メリー・エドワーズ
シャルドネ 
ロシアン・リヴァー・ヴァレー オリベットレーン 2010

テイスティング日時/2020年4月21日
テイスター/宮島宏枝

アメリカ、カリフォルニア、ロシアン・リヴァー・ヴァレーでつくられた辛口スタイルの白ワインです。

コルク栓にソムリエナイフを刺し静かに上げるとスーッと上がってきました。

コルクが長くしっかりしています、こういうコルクは本当に嬉しい、カリフォルニアワインの品質は素晴らしいのですが、コルク栓がいま一つだと思うのです。

しかし、こちらのコルクは写真にもありますが本当に立派、計ってみると5cmもありました。長期の熟成を意識してのこのコルクなのでしょうか。

グラスに注いでみると、やや淡い黄金色で輝いています。

アルコールの高さを感じさせる粘性もありラベルで確認すると14.3%ほどでした。

パイナップルキャンディーや赤い果実のメロンを思わせる香りが印象的で黄色い花やナツメグなどのスパイスを思わせる華やかさがあります。

口に含んでみると香りにあったニュアンスはもとより、レモンのコンフィ、アプリコットジャムの風味も感じられました。

ミネラル感とたっぷりの旨味があり、複雑で深い味わい時間がたつと、蜂蜜の要素もでてきます。

豊かで凝縮された果実味、それを支えるような十分な心地よい酸味、両者は高い位置でまとまっています。ボディはしっかりとしていて肉厚、余韻は長く続きます。

今飲んでもおいしいのですし、飲み頃を迎えていますが、これから7~8年は良い方向に熟成していくことでしょう。


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ヴォルカー・アイゼレ ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2008 ー カリフォルニア / 赤ワイン

  
ヴォルカー・アイゼレ 
ナパ・ヴァレー カベルネ・ソーヴィニヨン 2008

テイスティング日時/2020年5月5日
テイスター/宮島宏枝

アメリカ、カリフォルニア、ナパ・ヴァレーでつくられ赤ワインです。

ここだけの話…、このワイン、何回味わっても感じるんですが、コスに似ているのですよ。

ワインをグラスに注いで傾けてみると黒っぽい赤紫色しています。

色調は濃くて向こうは見えません。

香りはとても複雑です。

数種類のスパイス、東洋系のものからバニラまで、続いて熟した黒い皮の果実の香りが感じられます。

味わいは奇麗で心地よい酸味としっかりとしたタンニンが印象的。

カリフォルニアワインにある甘さは感じられません。

タンニンには若々しさがあり、歯茎にギッチリ感じられるほどです。

口の中に空気を入れながら味わいを楽しんでみると、ボルドーのグラン・ヴァンを飲んだ時に感じられる「あの」味わいが広がります。

これは言葉に表すのが難しく表現できません。

あまりにも魅力的すぎるのです。素敵な味わいは飲み込んだ後まで続きます。

後口まで幾層にも折り重なるように感じられる果実味、酸味、渋みの高い位置でまとまった美味しさはたまりません。

「やっと飲み頃になってきた」とも感じられますし、いわゆる「飲み頃」とは今なのだろう、とも捉えられます。

美味しいです。

このワインは、もう10年位前から何度も味わっているのですが、いつも感じるのです、似ているなぁ・・・とそれは、フランス、ボルドー地方、メドック地区のあの、シャトー・コス・デストゥルネルです。

葡萄のブレンドの比率も違いますし、葡萄が育った環境も違います。醗酵の温度も違いますし、熟成時の新樽の使用率や種類も違うわけです。

あくまでも個人的な意見なんですけどね。

同じワインを10人(それなりのテイスター)の人が試飲したとする、コメントは違ったものになると考えます、味わいの感じ方は人それぞれ、嗜好と受け止めながらワインを楽しみたいですね。

ちなみに、ヴォルカーさんは1970年代初頭、社会学をUCバークレー大学院で学ぶためバークレーに住んでいました。週末になるとナパに遊びに来ていたそうです。ナパの静かで美しい土地に魅せられ、この素晴らしい400エーカーの土地に再び葡萄を植えようと考えました。

1974年バークレーからナパに移住し、葡萄栽培の専門家になったのだそう。最も古い「cabernet」葡萄の木が1975年にヴォルカーによって植えられ、素晴らしい質の葡萄を今でも産出し続けられているとか。このあたりにヒントがありそうです。

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シャトー・バレスタール ボルドー 2000 ー フランス / 赤ワイン

 

シャトー・バレスタール ボルドー 2000

テイスティング日時/2020年6月24日
テイスター/宮島宏枝

フランス、ボルドー地方赤ワインです。

どうして、地方名のボルドーワインが20年も持つの? 

と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、シャトー・バレスタールはボルドー地方のアントル・ドゥ・メール地区にあります。この地区は白ワインをつくると「Entre-Deux-Mers」と表示できますが、赤ワインをつくると「Bordeaux」の表示になってしまうのです。

シャトー・バレスタールは1997年に初めてリリースされ、瞬く間に評価が上がったワインでヴァランドローのテュネヴァン氏の助言を元につくられました。

年間3000本という本当に少ない生産量です。アントル・ドゥ・メールでもポムロールに最も近いところに位置し、非常に厳密に選果された果実のみが使われています。 

ワインをグラスに注いで傾けてみると黒みがかったガーネット色をしています、淵にはオレンジ色がででいました。色調は濃くて向こうは見えません。

香りは深くニュアンスにとんだもの、たばこやドライハーブ、東洋系のスパイス、湿った黒い土、赤身のお肉や血液のような香りも感じられ、奥ゆかしさとあたたかみのある印象。

ワインを口に含むと香りにあったニュアンスはもちろんのこと黒いドライの薔薇の花を思わせる風味も楽しめます。口当たりにはほのかな甘さを感じます。2000年は当たり年と言われますが、収穫した時の糖度はどれほどだったのかと思わせる豊かな果実味は見事で、それをささえる酸味が絶妙です。繊細というよりボリューミーな印象です。

シャトー・バレスタールは1999年を10本以上のみました。1999年には少しさびっぽい味わいがありましたが、2000年にはなく、スケールが二回りくらい大きいようにでまだまだ若々しさが感じられます。2000年も現在飲み頃ですが、あと7年は良い方向に熟成していくでしょう。

味わいのまろやかさと余韻の長さは格別です。


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ステファン・ベルノドー アンジュ レ・ヌーリッソン 2005 ー フランス / 白ワイン

ステファン・ベルノドー 
アンジュ レ・ヌーリッソン 2005

テイスティング日時/2020年6月24日
テイスター/宮島宏枝

このワインは口のところが独特の素材で覆われています。何やら陶器を想像させます。これをソムリエナイフでコンコンと軽くたたくと割れて抜栓できます。

コルクにソムリエナイフを刺してスーッと上げ抜くと、ふわーーーっとワインの香りが広がります。フルーツポンチのような沢山のフルーツが混じった甘い華やかな香りです。わくわくします。

グラスに注いでみると、色は少し弱めの黄金色で黄土色に近い感じでしょうか。熟した黄桃や干したマンゴーの果実の香り、べっこう飴を思わせる甘くこうばしい要素が感じられます。香りの立ち具合は強くはありませんが、華やかで広がりがあります。

味わいはまろやか。辛口スタイルですがほのかに甘さを感じます。収穫した時の葡萄の糖度が相当高かったのであろうと想像しました。少しですが貴腐ワインを飲んだ時に感じる風味があります。バランスが良いので心地よく感じられますが、ボリーュムのある果実味をまとめ上げる引き締まった酸味があり、舌の奥の両端でしっかり感じます。柔らかくふくよかで懐の広い印象です。15年の時を経たワインですが、まだまだ元気、熟した果実味のなかに酸味が溶け込んだ見事な味わいです。美味しいですよ!

ボトルの下にオリがありますが気になるほどのものではありません。苦手な方はデキャンタしてください。

いつものようにテイスティングが終わった後はお楽しみタイム。今回は鮭ときのこを色々つかって紙包み焼きをつくり合わせてみました。ロワール川沿いに広がるワイン産地の白ワインです、川魚との相性はばっちり!焼く前に白ワインをお料理にいれたので間違いありません。お料理を食べてワインを飲むと果実味がより生き生きと感じられました。

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オブシディアン ワイへケ・アイランド 2000 ー ニュージーランド / 赤ワイン

オブシディアン ワイへケ・アイランド 2000

テイスティング日時/2020年10月9日
テイスター/宮島宏枝

ニュージーランドの赤ワインです。

カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローでつくられたボルドースタイル、20年の時を経ていますが、飲みごたえのあるしっかりとした美味しさが楽しめました。

カカオを思わせる甘くこうばしい香り、東洋系の香辛料、八角、ニッキ、丁子、カンゾウなどスパイスというより、漢方薬に近いニュアンスでしょうか、ミントなどのハーブのスーッとした印象もあり、ラズベリーやブルベリーを煮詰めた香りも感じられます。

とても複雑で深い香りです。


口にふくむと、柔らかい、それでいて豊かな果実味を感じその中に心地よいけれどしっかりした渋みを感じます。

とても旨味があり、濃厚ですが分厚い印象ではありません。20年の時間を経ていますが、枯れた印象はなく、今が飲み頃で素直の「おいしい」という言葉が出てきます。

抜栓して20~30分位すると味わいに変化が出てきます、蜜のような風味を感じさせる旨味、わずかな甘み心地よい酸味が感じられます。

ゆっくりと時間をかけて楽しむのはいかがでしょうか。

ブルーチーズでも羊の乳でつくられたロックフォールを合わせました。チーズを食べてワインを飲むとチーズの旨味が存分に、ワインを飲んでチーズを食べるとワインの果実味がたっぷり楽しめます。美味しく楽しい時間です。

けっして安いワインではありませんが、コストパフォーマンスの良さをきっちり感じられるワインです。

銘柄ではなく、味わいで楽しみたい方に絶対おすすめの一本、いかがですか。

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ジャイエ・ジル ブルゴーニュ オー・コート・ド・ニュイ 2004 ー フランス / 白ワイン

ジャイエ・ジル 
ブルゴーニュ オー・コート・ド・ニュイ 2004

テイスティング日時/2020年10月17日
テイスター/宮島宏枝

ワインのつくり手さんのジャイエ・ジルは、醸造において、高い新樽率が特徴です。

オート・コートの白でさえ、50%の比率で新樽を使用し、残りは1年使用樽、1ヶ月の樽熟成を行い、さらに6ヶ月間ステンレスタンクで寝かせます。通常、モンラッシェでもない限り、これほどの新樽を白ワインにあてがうことは稀ですが、ジャイエ・ジルの白ワインは新樽を受け止めるだけのポテンシャルを秘めています。

ブルゴーニュ オー・コート・ド・ニュイという地方名のワインですが、16年の時を経ても元気、元気!

奇麗な色をしており、陽ざしを受けて黄金色にキラキラ光っています。

パイナップルの飴やマロングラッセのような甘くこうばしい香りがしました。

まろやかな口当たりです、果実の味わいと酸味、旨味が一体となり、もとはそれぞれの要素が強く感じられたであろうに、今は突出したところのない、豊かで奥行きのある味わいに変化していました。

ワインには、おおらかな美味しさがあり、素材の味わいを生かした、素朴でシンプルな調理をしただけのお料理と相性が良さそうです。

“食事を包み込むような大きな魅力”を感じさせてくれるワインです。


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メリー・エドワーズ ロシアン・リヴァー・ヴァレー メレディス・エステート ピノ・ノワール 2003 ー カリフォルニア / 白ワイン

メリー・エドワーズ 
ロシアン・リヴァー・ヴァレー メレディス・エステート 
ピノ・ノワール 2003
テイスティング日時/2020年12月15日
テイスター/宮島宏枝

アメリカ、カリフォルニア、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの赤ワインです。

コルクを半分くらい抜いた所でふわりと広がるラムレーズンのような香りがたまらない。

ワインをグラスに注ぐと茶色の見えるガーネットの色合い色調は濃く、かなり黒っぽい外観です。ブルゴーニュのピノ・ノワールとは比較にならない濃さです。

グラスに注ぐと華やかで深いラムレーズンの香り、カシスリキュールやミントなどのスーッとする香りも、その向こうにアジア系のスパイス、クコの実の要素も、鉄や赤レンガのようなニュアンスも感じられ複雑です。

口に含むと濃厚な果実の味わいに圧倒されます。ピノ・ノワールですがしっかりとした、それでいてまろやかでこなれた渋みが果実味とのバランスを取っています。


果実味、酸味、渋みが熟成により高い位置で一つにまとまっています。香りにもあったラムレーズンを思わせる味わいの余韻はとても長く続きます。

「本当に美味しい…」

今回はテイスティング後にウオッシュタイプのチーズ「エポワス」に合わせました。エポワスが少し若かったようで、ワインと楽しむと物足りない感じがしました。もう少し熟成が進むと素晴らしい組み合わせになるのでしょう。

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